中古車オークションで車を買うとどれくらい安くなるのか、気になる方は多いことでしょう。確かに、中古車オークションを利用すれば車をお得に購入できます。
一方で、一般人が中古車オークションを利用するには代行業者を通す必要があり、車の状態や代行手数料など、気をつけるべき点もいくつかあることもご存知でしょうか?
そこでこの記事では、中古車オークションの相場の調べ方や代行業者の利用方法について、詳しく解説します。
中古車オークションはどれくらい安い?
一般的に、中古車オークションを利用すれば、人件費などが価格転嫁されている中古車販売店より車を安く購入できます。
そこで、中古車オークション相場と中古車販売相場を比べながら、どのくらい安くなるのか見てみましょう。
中古車オークション相場と中古車販売相場との比較
車種 | 中古車オークション相場 | 中古車販売相場 |
トヨタ:カローラ | 8万〜269万円 | 40万〜265万円 |
トヨタ:ルーミー | 4万〜225万円 | 40万〜265万円 |
トヨタ:シエンタ | 3万〜319万円 | 9万〜330万円 |
※オークション相場はcars調べ。
※中古車販売相場は「cars AI査定」で算出。
※相場は走行距離、年式、オプション、グレード、車両状態によって異なります。
※内容は全て2023年11月時点。
中古車オークション相場の方が安いと言われる理由
中古車オークション相場の方が安いと言われる理由は、車が「本体価格のみ」で販売されているからです。
中古車販売店の価格には、運営にかかるスタッフの人件費や広告宣伝費、納車後の故障を防ぐための点検整備費用、そしてお店の利益が上乗せされています。
中古車オークションの車にはこれらのコストがかかっていませんので、安く見えるのです。
オークション相場の調べ方
中古車オークションで車の購入を検討する時は、事前にネットで相場を調べてみましょう。
オークション代行業者がネット上で提供している「落札相場検索システム」を利用すれば、購入価格の基準となる「落札価格」が算出できます。
車の相場は1週間ごとに変動するため、常に最新の情報を参照するようにしましょう。
また、中古車は車種や年式、走行距離、車両の状態によって1台1台の金額が大きく変わるため、欲しいクルマがある場合は念入りな調査が必要です。
中古車オークションを利用する方法
次に、中古車オークションを利用する方法について見ていきましょう。基本的に、業者向けの中古車オークションは代行業者を利用する必要があります。
依頼した代行業者とよく相談した上で、欲しい車を落札してもらいましょう。
代行業者の利用が必須
一般人が業者向けの中古車オークションを利用するには、必ず代行業者を通さなければなりません。
中古車オークションには参加資格があり、条件を満たしていない者は会場に入れないからです。
例えば、オートオークション市場で3割のシェアを持つUSSでは、入会資格として
「公安委員会から古物商認可証を受け1年以上経過」
「中古車展示場と事務所を持っており営業している」
「連帯保証人を用意している」
といった条件が規定されています。
中古車オークションの流れ
では、中古車オークションに参加して中古車を購入する際の流れを、ステップごとに解説しましょう。
代行業者に依頼して希望する車を伝えると、あなたに代わって車を落札してくれます。
ステップ1 :依頼
最初に、中古車オークション代行業者を探して依頼します。
代行業者の利用には手数料がかかりますので、どれくらいの費用になるのか、成約料が別に発生するのかなどを事前にしっかり確認しましょう。
ステップ2 :申込み
代行業者が決まったら手数料を支払い、中古車オークションへの参加を申し込みます。
申込フォームに必要事項を記入して送信し、送られてきた契約書にサインして返送します。
ステップ3 :出品ヤードで下見、入札準備
オークション前、代行業者は一般人が入れない出品ヤードに入場し、車を下見します。
その後、条件に合いそうな落札候補車のリストを送ってくれますので、写真や状態などを念入りにチェックした上で業者と連絡を取り合い、入札を準備しましょう。
ステップ4 :入札
オークションが開始されたら、代行業者は希望する車に入札していきます。
入札では、あらかじめ伝えておいた上限価格まで競りに参加し、出品者の希望価格を超えた場合に車を落札できます。
ステップ5 :落札、納車
車の落札に成功した後は、代行業者に代金を支払い、陸送されてくる車を受け取ります。追って書類が送られてきたら、できるだけ早く名義変更しましょう。
費用はかかりますが、手続きは業者に任せることも可能です。
中古車オークション利用時の注意点
車を安く購入できる中古車オークションですが、いくつかの注意点があります。購入時には、車両代金にプラスして代行手数料が必要です。
また、オークションには状態が悪い車が取り扱われている可能性があり、相場も1週間ごとに変動します。
車両代金にプラスして代行手数料がかかる
中古車オークションの代行業者を利用するには、車両代金に加えて代行手数料も必要です。
オークション相場はあくまでも「車両本体価格」であり、代行業者には代行手数料や落札料を別に支払います。
代行手数料は業者によって異なりますが5万円前後が相場で、落札料も8,000円前後かかります。そのほか、会場から自宅までの陸送費も必須です。
状態が悪い車が取り扱われている場合もある
中古車オークションでは、状態が悪い車が取り扱われていることもあるため注意が必要です。
中には、修復歴や事故歴がある車が紛れていることもあります。特に、相場より著しく低い価格の車は、何らかの事情をかかえている物件と見るべきです。
事前に相場をしっかりと確認した上で、価格だけで車を決めないようにしましょう。
オークション相場は最新の情報を確認する
中古車オークションの相場は日々変動しますので、常に最新の情報をチェックしましょう。
相場は車種の人気だけではなく、中古車の需要や輸出状況などによって、ほぼ1週間ごとに変動します。
したがって、落札相場検索システムで調べた中古車相場はあくまでも目安と考え、できる限りアップデートされた情報で購入計画を立てましょう。
まとめ
今回は、中古車オークションの相場の調べ方や代行業者の利用方法について解説しました。
中間コストや利益が上乗せされている販売店の車とは違い、中古車オークションの車は安く購入できます。
一方で、一般人はオークション会場に立ち入りできないため、購入時には代行業者への依頼が必要です。
オークション相場は1週間ごとに変動しますので、事前にネットの「落札相場検索システム」を利用して最新の相場をチェックしてから利用しましょう。
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