
現金一括で購入するべきだと考える人は少なくありません。借金を抱えずに済み、毎月の返済に追われることもありません。
しかし、現金一括で車を購入するのはもったいない、現金で買うなという声も聞かれます。なぜ、現金一括で車を購入するのは避けたほうがいいのでしょうか?この記事で、現金一括での購入がもったいないと言われる理由を解説します。
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クルマの現金一括購入がもったいないと言われる理由
クルマの購入について、「現金で一括購入するなんてもったいない」「現金では絶対買うな」と言った意見を見かけることがあります。
一般的に考えれば、利息がかからない一括購入のほうが得に思えますが、なぜこのようなことが言われるのでしょうか?
上記のような意見が生まれるのは、以下が要因であると考えられます。
- ローン購入のほうが優遇されることがあるから
- 貯蓄が大きく減るから
- クルマの選択肢が広がるから
- 値引き
- オプション
- ディーラー特典
- ローンの紹介手数料
- 金利差での利益
- 車両代金の確実な支払い
- 保険料割引
- 金利優遇
- 下取り価格上乗せ
- プレゼント
- ディーラーローンは所有権が自分でなくなる
- 残価設定ローンは安易に利用しない
- 車を返却する
- 残価分の下取りで新しい車を契約する
- 残価分を一括や分割で支払う
ローン購入のほうが優遇されることがあるから
実は、ディーラーは販売時にローンの契約も取れると、マージンとして手数料をローン会社からもらえます。これがディーラーの利益となるので、積極的にローン商品を勧めてくるディーラーもあるほどです。
そして、顧客にローンを使ってもらうために、以下のような優遇をしているケースもあります。
A.値引き
現金一括で車を購入するよりも、ローンで買ったほうが値引き額が大きいと言われています。以下の理由によって、ローンで車を買うと値引き額が増えます。
紹介手数料は、提携しているローン会社からディーラーに支払われます。金利差は、ローン会社が2%金利を提示しているとき、ディーラーが3%の金利にすると、その金利差がディーラーに入ります。そして、ローン会社と顧客が契約すると、車の代金はローン会社がディーラーに支払うので、確実な支払が見込めます。
このような理由で、顧客がローンを使ったほうがディーラーの利益が増えるので、その分の車の値引き額が増えます。
B.オプション
ディーラーオプションや、車を購入した後の消耗品の交換費用や整備点検費用は有料です。しかし、ローンで車を買ったときは、このようなオプションやメンテナンス費用を無料にしてくれる場合があります。
しかし、現金一括で車を購入した場合は、有料となる場合が多いです。そのため、現金一括では、オプションやメンテナンス費用が無料となるメリットを得にくいです。
C.ディーラー特典
ローンで車を買ったときには、オプションやメンテナンス費用無料という特典以外に、以下のようなディーラー特典を受けられることがあります。
保険料を割り引いたり、ローンの金利を優遇したりする特典です。ローンで新しい車を購入して、古い車を下取りしてもらうときに下取り価格をアップします。プレゼントは、ガソリンチケット、洗車無料券、アクセサリーチケットなどです。
このような特典を受けられるメリットもあります。
貯蓄が大きく減るから
銀行系カードローンの金利は、4%程度と比較的低いです。金利が低めであるため、ローンに返済の負担が小さいです。毎月の返済の負担が少ないのであれば、現金一括で払い大きく貯蓄を減らすよりも、分割ローンで少しずつ返済したほうが得と考える人がいます。
これが、ディーラーローンになると、金利は高いと10%程度です。毎月の返済の負担が大きく増えるので、一概に現金一括払いよりもローンでの返済のほうが得とは言えません。この部分を考慮したうえで、ローンを組むようにしましょう。
ローンを組む前には、一括払いとローンでの支払いのそれぞれをシミュレーションして、どちらの方法で車の代金を払うか決めると良いです。
クルマの選択肢が広がるから
ローンを使うと、現金一括では買えないような車も購入できます。貯蓄額よりも、少し背伸びした価格帯の車も選択肢に入ります。ローンでの支払いのほうが、より選べる車が多くなり得だと考える人もいます。
現金を手元に残しておけば、生活での急な出費に対応でき安心です。生活に余裕を持たせながらも、広がった選択肢の中から好きな車を手に入れられます。
本当にもったいない?ローン購入時の利息をシミュレーション
ここからは、実際にローンで買った場合の利息をシミュレーションした結果を公開します。利息の総額が許容できれば、ローン購入でいいと判断できますし、「高い」と感じた場合は、一括、もしくは頭金等で、現金で支払う部分を増やした方がいいです。
全額ローンにするか、一部ローンにするか、それとも一括購入にするかのヒントにしていただければと思います。
借入額100万円の場合
◆3年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 2万9,000円 | 104万6,000円 | 4万6,000円 |
金利4% | 2万9,000円 | 106万2,000円 | 6万2,000円 |
金利5% | 2万9,000円 | 107万8,000円 | 7万8,000円 |
金利6% | 3万円 | 109万5,000円 | 9万5,000円 |
金利7% | 3万円 | 111万1,000円 | 11万1,000円 |
金利8% | 3万1,000円 | 112万8,000円 | 12万8,000円 |
金利9% | 3万1,000円 | 114万4,000円 | 14万4,000円 |
金利10% | 3万2,000円 | 116万1,000円 | 16万1,000円 |
◆5年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 1万7,000円 | 107万8,000円 | 7万8,000円 |
金利4% | 1万7,000円 | 110万4,000円 | 10万4,000円 |
金利5% | 1万8,000円 | 113万2,000円 | 13万2,000円 |
金利6% | 1万9,000円 | 115万9,000円 | 15万9,000円 |
金利7% | 1万9,000円 | 118万8,000円 | 18万8,000円 |
金利8% | 2万円 | 121万6,000円 | 21万6,000円 |
金利9% | 2万円 | 124万5,000円 | 24万5,000円 |
金利10% | 2万1,000円 | 127万4,000円 | 27万4,000円 |
◆7年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 1万3,000円 | 110万9,000円 | 10万9,000円 |
金利4% | 1万3,000円 | 114万8,000円 | 14万8,000円 |
金利5% | 1万4,000円 | 118万7,000円 | 18万7,000円 |
金利6% | 1万4,000円 | 122万7,000円 | 22万7,000円 |
金利7% | 1万5,000円 | 126万7,000円 | 26万7,000円 |
金利8% | 1万5,000円 | 130万9,000円 | 30万9,000円 |
金利9% | 1万6,000円 | 135万1,000円 | 35万1,000円 |
金利10% | 1万6,000円 | 139万4,000円 | 39万4,000円 |
借入額200万円の場合
◆3年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 5万8,000円 | 209万3,000円 | 9万3,000円 |
金利4% | 5万9,000円 | 212万5,000円 | 12万5,000円 |
金利5% | 5万9,000円 | 215万7,000円 | 15万7,000円 |
金利6% | 6万円 | 219万円 | 19万円 |
金利7% | 6万1,000円 | 222万3,000円 | 22万3,000円 |
金利8% | 6万2,000円 | 225万6,000円 | 25万6,000円 |
金利9% | 6万3,000円 | 228万9,000円 | 28万9,000円 |
金利10% | 6万4,000円 | 232万3,000円 | 32万3,000円 |
◆5年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 3万5,000円 | 215万6,000円 | 15万6,000円 |
金利4% | 3万6,000円 | 220万9,000円 | 20万9,000円 |
金利5% | 3万7,000円 | 226万4,000円 | 26万4,000円 |
金利6% | 3万8,000円 | 231万9,000円 | 31万9,000円 |
金利7% | 3万9,000円 | 237万6,000円 | 37万6,000円 |
金利8% | 4万円 | 243万3,000円 | 43万3,000円 |
金利9% | 4万1,000円 | 249万1,000円 | 49万1,000円 |
金利10% | 4万2,000円 | 254万9,000円 | 54万9,000円 |
◆7年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 2万6,000円 | 221万9,000円 | 21万9,000円 |
金利4% | 2万7,000円 | 229万7,000円 | 29万7,000円 |
金利5% | 2万8,000円 | 237万4,000円 | 37万4,000円 |
金利6% | 2万9,000円 | 245万4,000円 | 45万4,000円 |
金利7% | 3万円 | 253万5,000円 | 53万5,000円 |
金利8% | 3万1,000円 | 261万8,000円 | 61万8,000円 |
金利9% | 3万2,000円 | 270万2,000円 | 70万2,000円 |
金利10% | 3万3,000円 | 278万8,000円 | 78万8,000円 |
借入額300万円の場合
◆3年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 8万7,000円 | 314万円 | 14万円 |
金利4% | 8万8,000円 | 318万8,000円 | 18万8,000円 |
金利5% | 8万9,000円 | 323万6,000円 | 23万6,000円 |
金利6% | 9万1,000円 | 328万5,000円 | 28万5,000円 |
金利7% | 9万2,000円 | 333万4,000円 | 33万4,000円 |
金利8% | 9万4,000円 | 338万4,000円 | 38万4,000円 |
金利9% | 9万5,000円 | 343万4,000円 | 43万4,000円 |
金利10% | 9万6,000円 | 348万4,000円 | 48万4,000円 |
◆5年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 5万3,000円 | 323万4,000円 | 23万4,000円 |
金利4% | 5万5,000円 | 331万4,000円 | 31万4,000円 |
金利5% | 5万6,000円 | 339万4,000円 | 39万4,000円 |
金利6% | 5万7,000円 | 347万9,000円 | 47万9,000円 |
金利7% | 5万9,000円 | 356万4,000円 | 56万4,000円 |
金利8% | 6万円 | 364万9,000円 | 64万9,000円 |
金利9% | 6万2,000円 | 373万6,000円 | 73万6,000円 |
金利10% | 6万3,000円 | 382万4,000円 | 82万4,000円 |
◆7年プランの場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 3万9,000円 | 332万9,000円 | 32万9,000円 |
金利4% | 4万1,000円 | 344万4,000円 | 44万4,000円 |
金利5% | 4万2,000円 | 356万1,000円 | 56万1,000円 |
金利6% | 4万3,000円 | 368万1,000円 | 68万1,000円 |
金利7% | 4万5,000円 | 380万3,000円 | 80万3,000円 |
金利8% | 4万6,000円 | 392万7,000円 | 92万7,000円 |
金利9% | 4万8,000円 | 405万4,000円 | 105万4,000円 |
金利10% | 4万9,000円 | 418万3,000円 | 118万3,000円 |
カーローンをお得に利用できる人
ここからは、現金一括購入とローン購入のどちらがいいか、迷っている方に向けて、判断材料を紹介します。
属性の高い人(職業・年収等)
大手企業や公務員などの安定した職業の人や、高収入を得ている人は、返済能力が高いと判断されます。返済不能になるリスクの低い人に、金融機関は金利を低くしてローンを提供する傾向にあります。そのため、安定した職業や高い年収を得ている人は、2~4%程度の低い金利となるので、比較的金利の負担が少なく、カーローンをお得に利用できます。
属性が高いとローンの審査に通る可能性が高いので、頭金がなくてもローンを組める場合が多いです。頭金分の現金を手元に残して、ローンを利用できます。
短期完済可能な人
毎月の返済額を多くしたり、返済期間を短くしたりと、カーローンの短期完済が可能な人は、利息の負担が比較的少ないです。現金一括で車を購入しようと思っていた人は、短期で完済するローンを組んだほうが得な場合が多いです。
ローンを使うと現金を手元に残すことができ、さらに、短期で完済すると現金一括で支払う金額と、返済額はあまり代わりありません。分割ローンで、現金を手元に残しながら、無理なく返済していくというメリットを得られます。
カーローンを利用する際の注意点
カーローンはクルマを購入する手段の有力な選択肢の一つですが、やはり利用前におさえておきたい注意点もあります。具体的には以下の通りです。
所有権が自分でなくなるケースがある
カーローンで購入した車は、所有権が自分でない場合があります。特に、ディーラーローンだと、完済するまで車の名義がディーラーになることが多いです。そして、ローンを完済したときに、はじめて自分名義となり、車の所有権を得られます。
そのため、ローンを完済するまでは、購入した車を勝手に売ることができません。カスタマイズは行えますが、車検の通る範囲でと決められていることが多いので、ローンの契約内容を確認しておきましょう。ローンで購入しても、自由に車に乗れます。
残価設定ローンの利用は慎重に
車を購入するときに利用できるローンには、カーローンの他に残価設定ローンもあります。いわゆる残クレと呼ばれているローンです。これは、購入する車に残価を設定して、その残価分を引いた金額でローン組む方法です。
車体本体価格全額でローンを組むよりも、返済総額が減るので、より利用しやすいです。通常のローンとは扱いが違います。
ローン完済時には、残価は据え置かれます。完済時には、以下のどれかの方法を選べます。
そして、残価を確保するために、残クレで購入した車は、1ヶ月の走行距離制限を設けられている場合が多いです。制限距離以上を走ると、追加費用が発生します。また、事故を起こし車体を破損させ車の価値を下げた場合も、追加費用を請求されます。
購入した車の制限が多く、完済時に車をどうするか考えないといけないので、残価設定ローンの利用は慎重に検討しましょう。
まとめ
車は現金一括ではなく、ローンで購入するとお得な場合があります。現金を手元に残せる、車の割引や特典を利用できる、車の選択肢が触れるなどの理由でお得です。予算を少しオーバーするような車にも、手が届くでしょう。
利用するローンによっては、完済するまで所有権を得られません。また、残価設定ローンを使うときは、完済時に車をどうするか考えておきましょう。金利が高いと、支払総額が増えて返済が大変になるので、安い金利のローンを探すと良いです。
cars LOANは、年2.65%〜のカーローンです。最大120回払いまで対応、申し込みはweb完結で、来店の必要はございません。また、繰り上げ返済は手数料無料で対応しています。借り換え、おまとめローンでのご利用も可能です。
さぁ、あなたもスマートローンで欲しいマイカーに乗ろう!