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車検は、クルマを所有する限り必ず受けなければならない大切な手続きです。しかし、「できるだけ費用を抑えたい」「忙しくて何日も車を預けられない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなニーズに応える形で注目されているのが格安車検です。短時間・低価格を強みに、多くの車検業者が参入し、割引制度やキャンペーンも充実しています。ただし、安さの理由やサービス内容を理解せずに選ぶと、「思っていた車検と違った」と感じてしまうこともあります。
そこで本記事では、格安車検の仕組みや費用の内訳、向いている人・向いていない人の特徴、さらに失敗しない車検店選びのポイントまでを分かりやすく解説します。
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有名車検業者6社の車検基本料比較!
格安車検を扱う有名車検業者6社の車検基本料金を比較しました。なお、掲載している金額は車検基本料のみで、法定費用や検査料、整備費用などは含まれていません。実際の車検総額は車種や車の状態によって異なるため、参考価格としてご覧ください。
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軽自動車 |
中型車(〜1.5t) |
大型車(2.0t〜) |
| 車検の速太郎 |
19,800円 |
19,800円 |
19,800円 |
| カーコンビニ倶楽部 |
14,300円 |
14,300円 |
14,300円 |
| イエローハット |
各店舗による
(例:練馬店・・・15,180円)
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各店舗による
(例:練馬店・・・15,180円)
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各店舗による
(例:練馬店・・・15,180円)
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| オートバックス |
各店舗による
(例:練馬店・・・13,260円)
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各店舗による
(例:練馬店・・・24,250円〜)
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各店舗による
(例:練馬店・・・26,850円〜)
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| ホリデー車検 |
5,280円〜 |
5,280円〜 |
5,280円〜 |
| ジェームス |
17,380円 |
25,080円 |
27,280円 |
※当社調べ(正確な費用は各店舗にご確認ください)
車検費用が安いおすすめ車検業者6選
車検費用は、基本料金のほか整備費用や法定費用といった様々な費用が含まれますが、それら総額で安い車検業者6選をご紹介します。
- 1.車検の速太郎
- 2.カーコンビニ倶楽部
- 3.イエローハット
- 4.オートバックス
- 5.ジェームス
- ホリデー車検
1.車検の速太郎

画像引用:車検の速太郎
車検の速太郎は、最短45分で完了する立ち合い車検が特長のスピード重視型車検サービスです。車検基本料金は19,800円(税込)と全車種一律で、年式や走行距離による追加費用はありません。
また、多くの車検業者で発生する代行料が不要な点も魅力です。複数台をまとめて登録する仕組みにより、低価格を実現しています。
整備面では、国家資格を持つ整備士が2名体制で法定点検を実施。立ち合い形式のため、整備内容をその場で確認でき、不要な整備や追加費用を抑えられます。
完全予約制で待ち時間が少なく、車検後はその日のうちに乗って帰れるのもポイントです。現在はネット予約割引(1,100円税込OFF)やシニア・障害者割引(3,300円税込OFF)も用意されています。
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2.カーコンビニ倶楽部

画像引用:カーコンビニ倶楽部
カーコンビニ倶楽部のカーコン車検は、立会診断を実施してから見積もりを提示し、内容に納得したうえで車検を進めるのが特長です。車検後に費用が確定する立会い車検と異なり、事前に総額を把握できるため費用面の不安がありません。
車検前には、車の使用状況や気になる点を確認する問診を行い、その後、外装・内装・車両状態をチェック。診断はユーザー立会いで10~20分程度と短時間で完了し、不具合箇所や必要な整備内容を説明したうえで車検見積もりを提示します。
見積もり確認後は車を預けるだけで車検が完了するため、時間を無駄にせず効率的です。特に、修理費用が高くなりやすい年式の古い車では、車検を通すか乗り換えるかを事前に判断できる点が大きなメリットといえるでしょう。
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3.イエローハット

画像引用:イエローハット
イエローハットの車検は、カー用品店ならではの割引制度と部品選択の自由度が特長です。3ヶ月前予約で3,000円割引など複数の割引特典が用意されており、普段から利用している方はもちろん、初めての方でもお得に車検を受けられます。
カー用品量販店の強みを生かし、タイヤやバッテリーなどの交換部品は、価格帯の異なる複数商品から選択可能。あらかじめ決められた部品を使う必要がなく、予算や使用状況に応じた整備ができます。
追加整備が必要な場合も、事前に連絡・説明があり、同意後に作業を実施するため、知らないうちに費用が増える心配がありません。
また、事前予約で代車貸出サービスを利用できるため、車検期間中も移動手段に困らず、日常生活への影響を抑えられる点もメリットです。
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4.オートバックス

画像引用:オートバックス
オートバックスの車検は、車検に必要な整備と不要な整備を明確に分けて説明したうえで進めるため、内容に納得して車検を受けられるのが特長です。「思ったより高額だった」と感じにくく、費用面の不安を抑えられます。また、Vポイントや楽天ポイントの利用・付与に対応しており、車検費用をお得にできる点も魅力です。
整備面では、業界最長クラスの12カ月整備保証が付帯。車検時には問題がなかった箇所や、交換部品に不具合が発生した場合でも、保証期間内であれば安心して対応を受けられます。
さらに、車検を受けるとメンテナンスオプションが2年間無料で利用可能。通常は有料(1台あたり1,100円(税込)※会員ランクにより異なる)ですが、車検利用者は追加費用なしで受けられます。
このメンテナンスオプションには、オイル交換や法定12カ月点検など定期的に必要な整備が含まれており、車検後の維持費を抑えながら安心して乗り続けられる点がオートバックス車検の大きなメリットです。
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5.ジェームス

画像引用:ジェームス
ジェームスは、オリコン顧客満足度調査で2年連続1位を獲得している、利用者から高い評価を得ている格安車検サービスです。選ばれる理由は、丁寧でわかりやすい説明にあり、交換が本当に必要な部品かどうかを納得できるまで説明してくれます。
カー用品店の車検で不安になりがちな交換部品についても、純正同等部品を採用しているため品質面でも安心です。価格を抑えながらも、整備品質を妥協したくない方に向いています。
アフターサービスも充実しており、車検後1年間は4大保証が付帯。タイヤのパンクや、車検とは直接関係のないバンパー・ドアミラーのキズなども、数千円の自己負担で修理可能です。
さらに、3,500円(税込)を追加することで4大保証を強化でき、修理・交換費用が最大50,000円まで補償される安心サービスも用意されています。
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6.ホリデー車検

画像引用:ホリデー車検
ホリデー車検は、立会車検のパイオニアとして30年以上の実績を持つ車検サービスです。「早い・安い・安心」をコンセプトに全国展開しており、どの店舗でも安定した品質で車検を受けられる点が強みです。
整備技術だけでなく、説明力や接客力も重視しており、独自のアドバイザー資格制度を導入。ユーザーとのコミュニケーションを大切にした、納得感のある車検を提供しています。
利用は事前予約からスタートし、車両情報をあらかじめ共有することで、必要書類の準備や当日の受付がスムーズに進みます。車検当日は、複数の整備士が分担作業を行うため、点検・検査を効率よく実施できます。
また、車の使用状況をヒアリングしたうえで、必要な整備項目を選定し、車検と同時に見積もりを提示。時間短縮と明朗会計を両立している点も、ホリデー車検の大きな特長です。
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車検費用を安くするなら割引制度もチェック!
車検費用を安く抑えるなら以下の5つの割引制度を確認して利用しましょう。
- 早期予約割引
- 平日割引
- 初回利用割引
- リピーター割引
- Web予約割引
早期予約割引
格安車検では事前予約が基本となっており、早めに予約するほど割引額が大きくなる傾向があります。反対に、車検期限が近づくと割引額が少なくなったり、割引自体が適用されないケースもあるため注意が必要です。
一般的な早期予約割引は、3か月前で3,000円、2か月前で2,000円、1か月前で1,000円といったように、予約時期に応じて段階的に設定されています。中には、1年前の予約で最大10,000円割引を実施している業者もあります。
車検は必ず受けるものだからこそ、期限直前ではなく余裕をもって予約することで、よりお得に車検を受けられるでしょう。
平日割引
車検を受ける場合、平日はなかなか時間が取れない方も多いでしょう。まして立会車検となればなおさらです。そのため、土日の格安車検店舗はどこも混雑しています。そこで格安車検業者も平日にもう少し予約してもらおうと、平日割引制度を設けている業者もあります。
平日割引は、早期予約割引やネット予約割引と併用できる場合が多いのも特長です。日程に余裕がある方は、割引条件を事前に確認することで、車検費用をさらに抑えられるでしょう。
初回利用割引
初回利用割引には、2つの種類があります。ひとつは、初めてその車検業者を利用する場合に適用される「初めて割」、もうひとつは、新車購入後に初めて車検を受ける際の「初回割引」です。
割引名称や内容は車検業者ごとに異なり、「初回割引」がどちらを指しているかは業者によって異なる場合があります。そのため、事前に割引条件を確認することが重要です。
なお、新車から初めての車検を対象とした初回割引は、他の割引と併用できないケースもあります。一方、初めて車検業者を利用する場合の初めて割は、他の割引制度と併用できる場合も多いため、適用条件を店舗で確認すると安心です。
リピーター割引
リピーター割引は、前回と同じ車検業者を利用する場合に適用される割引で、「リピート割」と呼ばれることが一般的です。多くの車検業者が導入しており、現金値引きのほか、ポイント還元が用意されているケースもあります。
次回の車検利用を促す目的があるため、リピーター割引は他の割引制度より割引額が高めに設定されていることが多いのが特長です。車検費用を少しでも抑えたい場合は、積極的に活用したい割引制度といえるでしょう。
Web予約割引
Web予約割引は、インターネットから車検を予約することで適用される割引制度です。業者によっては、見積もり依頼の段階でWeb予約割引が適用されるケースもあります。
Web予約を利用することで、車検業者は電話対応などの人件費を削減できるため、その分を割引として還元しています。多くの場合、早期予約割引と併用可能で、早めに予約するほど割引額が大きくなる傾向があります。
ただし、割引金額や併用条件は業者ごとに異なるため、適用条件については事前に確認しておくと安心です。
車検費用の構成
車検費用の項目は様々ですが、一般的に以下の3つに分かれます。
車検費用
車検費用とは、車検にかかるすべての総額ではなく、車検を受けるために車検業者へ支払う手数料を指します。ほとんどの業者で設定されていますが、業者ごとに金額差が大きい項目でもあります。
主な内訳は、事務手数料・24か月定期点検費用・車検基本料などで構成されており、いずれも車検を実施するために必要な費用です。
通常、車検費用には整備や部品交換にかかる費用は含まれていません。ただし、業者によっては車検を通すために最低限必要となるヘッドライトの光軸調整やアライメント調整などが含まれている場合もあるため、事前に内容を確認しておくと安心です。
法定費用
法定費用とは、車検時に必ず支払う国に定められた税金・公的費用のことを指します。車両ごとに金額が決まっているため、どの車検業者を利用しても基本的に同額です。
法定費用の内訳は、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料(印紙代)の3つで構成されています。重量税と自賠責保険料は全国一律ですが、検査手数料(印紙代)は工場の種類によって異なる点が特徴です。
また、車両区分によっても法定費用は変わります。区分は、普通車(5ナンバー・3ナンバー)と軽自動車に分かれます。さらに重量によっても普通車は税区分が変わってきますが、軽自動車は重量が異なっても一律です。ただし、事業用と自家用で異なります。
検査手数料(印紙代)の違いは、指定工場と認証工場によるものです。指定工場は自社内に検査ラインを持ち、すべての検査を自社で実施します。認証工場は、車両を陸運局の検査ラインへ持ち込んで検査を行うため、この違いが印紙代に反映されます。
追加整備費用
追加整備費用とは、車検時に保安基準を満たしていない部品が見つかった場合に発生する整備・交換費用のことです。ブレーキ部品やタイヤ、ライト類など、安全基準に関わる箇所が対象となります。
交換部品の内容によっては高額になりやすく、車検総額を大きく左右する要因でもあります。そのため、事前の見積もり確認が重要です。
なお、業者によっては車検に直接関係のない整備を提案されるケースもあります。こうした不要な出費を防ぐには、整備内容をその場で確認できる立会車検を選ぶと安心です。
格安車検は安心できる?
格安車検は安いだけに不安と思う方もいるでしょう。しかし、内容をしっかり理解すればコスパが高い車検です。
格安で対応できる理由
格安で車検ができる理由は様々ですが、どの業者にも当てはまる理由が以下の2つです。
- A.必要最低限の点検・整備に振り切っている
- B.整備部品を中古品などで代替している
A.必要最低限の点検・整備に振り切っている
格安車検が安い最大の理由は、車検に通すために必要な最低限の点検・整備に絞っている点にあります。車検時点で問題がない部品については、将来的に交換が必要になる可能性があっても、あえて手を加えない方針を取っています。
従来の車検は、ディーラーや整備工場で数日間車を預かり、次の車検までトラブルが起きにくいよう予防整備を行うのが一般的でした。その分、整備内容が手厚く、費用も高額になりがちでした。
一方、格安車検では、保安基準に適合しない部品や、早急に交換が必要な箇所のみを整備することで、作業時間とコストを大幅に削減しています。
そのため、車検時点では問題なく安全に乗ることができますが、2年の車検期間中に消耗部品の交換が必要になる可能性がある点は理解しておく必要があります。
さらに多くの格安車検では、複数の整備士が役割分担して作業を進める分業制を採用しています。点検・検査・整備を同時並行で行うことで、作業時間を大幅に短縮し、人件費を抑えることが可能になります。
このように、整備品質を維持しながらも、作業効率を高めることで低価格を実現している点が、格安車検の大きな強みといえるでしょう。
B.整備部品を中古品などで代替している
車検時に交換が必要となる部品は、必ずしも純正部品でなければならないわけではありません。格安車検では、コストを抑えるために純正同等品や中古部品を積極的に活用しています。これらの部品も保安基準を満たしていれば車検に問題なく適合します。
純正同等品や中古部品の使用は、現在では一般的な整備方法となっており、現状の不具合を解消するうえで十分な性能と品質を備えています。これまで主に民間整備工場で多く採用されてきましたが、近年ではディーラーでも条件次第で使用されるケースがあります。
ただし、ディーラー車検では独自の厳しい基準があるため、基本的には純正部品を使用する傾向が強く、ユーザーからの明確な要望がない限り純正同等品の使用は控えられることが多いのが実情です。
品質面についても、純正同等品であれば性能・耐久性ともに実用上まったく問題のないレベルです。車検費用を抑えたい方にとって、純正同等品を活用する格安車検は、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。
格安車検の注意点
格安車検はユーザーにとって経済的に強い味方である反面、注意すべき点もあります。以下に2点をよく理解してから利用しましょう。
- A.不具合の程度によっては対応不可な場合がある
- B.丁寧なメンテナンスには向いていない
A.不具合の程度によっては対応不可な場合がある
格安車検は、ブレーキやライトなど車検で必ず検査される保安部品の点検・整備には問題なく対応できるケースがほとんどです。しかし、不具合の内容や程度によっては、対応できない場合がある点には注意が必要です。
一般的な消耗部品の交換や、よくあるトラブルであれば対応可能ですが、特殊な故障やレアなトラブルの場合、専門知識があっても専用工具や設備が不足しているため、対応できないことがあります。
たとえば、エンジンが始動していても不調がある場合や、オートマチックトランスミッション(AT)の不具合などは、症状によっては対応不可となるケースもあります。
エンジン不調時にはエンジンチェックランプが点灯することがありますが、この状態では車検に通りません。修理が必須となりますが、特殊工具が必要な部品交換が発生すると、格安車検では対応できない場合があります。
さらに注意したいのが、OBD車検の導入です。国産車は2024年10月から、輸入車は2025年10月からOBD車検が開始され、先進運転支援システム(ADAS)などの電子制御装置も検査対象となりました。
たとえば、衝突被害軽減ブレーキなどは、従来の目視検査では確認できません。そのため、車両のOBD(自己診断機能)を使った診断が行われます。ここで重要になるのが、エーミングと呼ばれるセンサーの調整・校正作業です。
エーミングは、バンパー脱着やセンサー取り外しを行うとズレが生じるため、軽微な事故や外装カスタム後でも必要になることがあります。エーミングが正しく行われていない場合、OBD診断でエラーが検出され、車検に合格できません。
格安車検業者によっては、エーミング専用ツールを保有していないケースもあり、その場合は対応不可となります。過去に事故修理をしている車や、外装をカスタムしている車は、事前に対応可否を確認することが重要です。
なお、エーミング作業はセンサー1か所あたり約10,000円前後かかるのが一般的で、内容によっては車検費用が高額になる可能性もあります。
B.丁寧なメンテナンスには向いていない
車検における丁寧なメンテナンスとは、故障を未然に防ぐ予防整備まで含めた対応を指します。ディーラー車検はその代表例で、次の車検まで安心して乗れるよう、しっかり整備してくれるのが特徴です。
一方、格安車検は「車検を通すこと」を目的としたサービスのため、基本的に予防整備は行いません。無駄な作業を省いている分、丁寧なメンテナンスとは言いにくいでしょう。
ただし、格安車検の中にも、保証や予防整備の提案など、アフターフォローに力を入れている業者もあります。
とはいえ、一般的には格安車検は丁寧なメンテナンスには向いておらず、年式の古い車や走行距離の多い車には不向きと言えます。
格安車検の向き不向き
格安車検は費用の安さが魅力ですが、その分サービス内容は必要最低限です。そのため、すべての人に向いているわけではなく、利用に向く人・向かない人が分かれます。
格安車検が向いている人
格安車検が向いているのは、何よりも車検費用を抑えたい人です。日ごろからオーナー自身が点検や簡単なメンテナンスを行っている場合、必要最低限の整備で済む格安車検でも問題ないでしょう。
ディーラー車検と比べると、費用は数万円単位で差が出ることもあり、コスト重視の人にとって格安車検は有力な選択肢です。
特に新車登録から5年程度までは交換部品も少ないため、格安車検と相性が良いといえます。一方、それ以降の年式でも、日常的に点検を行い予防整備ができていれば、大きなトラブルのリスクは低くなります。
このことから、格安車検は新車から2回目の車検までの方、または日ごろの点検を欠かさない方に向いているサービスといえるでしょう。
格安車検が不向きな人
格安車検が不向きなのは、日常のメンテナンスから整備内容の判断まで、すべてを整備工場に任せたい人です。普段の点検や消耗品管理を行っていない場合、格安車検では「整備が足りない」と感じてしまうでしょう。
格安車検は、あくまで車検に通すための必要最低限の整備が基本です。そのため、車検時点で問題がなければ部品交換は行われず、次の車検までの間に消耗部品の交換が必要になるケースもあります。たとえばブレーキは、摩耗が基準内であれば交換されないため、数か月後に異音が発生し、改めて整備が必要になることがあります。
こうした「車検後に整備が発生する状況」に不満を感じる人には、格安車検は向いていません。ワイパーゴムもその一例で、目視で劣化がなければ交換されないのが一般的です。一方、ディーラー車検では予防整備の一環として交換されることが多く、車検後は雨天時の視界も改善されます。
このように、細かな予防整備や安心感を重視する人は、格安車検ではなくディーラーや丁寧な整備を行う車検を選ぶほうが満足度は高いでしょう。
車検の店選びのポイント
車検店を選ぶ際は、「安さ」「整備内容」「安心感」など、何を重視するかによって最適な工場が変わります。自分のカーライフに合った車検を受けるためにも、次の4つのポイントを意識してお店を選びましょう。
- 車検費用
- 車検にかかる期間
- 無料代車の有無
- 信頼できるかどうか
車検費用
車検費用は、依頼する整備工場や車検業者によって大きく異なります。必ずしも「高い=サービスが良い」というわけではなく、主な違いは車検時に行われる基本点検や整備内容にあります。
とにかく安さを重視するのであれば、車検費用が最も低い店舗を選ぶのも一つの方法です。一方で、整備内容や安心感も重視する場合は、単純な金額比較だけでなく、費用に見合ったサービスが受けられるかという「費用対効果」を意識して比較することが重要です。
また、車検費用の内訳として、どこまでの点検・整備やサービスが含まれているのかを事前に店舗へ確認しておくと、後悔のない車検選びにつながるでしょう。
車検にかかる期間
車検に要する期間は、依頼する車検工場やサービス内容によって異なります。格安車検の場合、即日完了するケースが多く、店舗によっては数時間、早ければ1時間以内で終わるスピード車検を提供しているところもあります。一方、ディーラー車検では整備内容次第で数日間車を預けることも珍しくありません。
仕事や家庭で忙しく、できるだけ車を手放したくない方にとって、短時間で完了する格安車検は大きな魅力です。ただし、短時間で終わらせるためには追加整備が発生しないことが前提となるため、年式が古い車や走行距離が多い車は、事前の点検や相談が重要になります。
一方で、予防整備を含めた丁寧なメンテナンスを重視する場合は、スピード重視の格安車検ではなく、時間をかけて点検・整備を行う車検を選ぶ必要があります。その分、車検にかかる日数は長くなる点も理解しておきましょう。
無料代車の有無
代車とは、車検や修理の際にオーナーの車の代わりとして貸し出される車のことです。代車には無料と有料があり、さらに台数に限りがあるケースも多いため、事前の確認が重要になります。
代車が必要となるのは、数日間にわたって車を預ける場合が一般的です。代車の貸し出し可否は予約時に分かることもあれば、別途問い合わせが必要な場合もありますが、いずれにしても事前予約が前提となることがほとんどです。
多くの格安車検業者では予約制で代車を用意していますが、代車が有料だと車検費用の安さが打ち消されてしまうこともあります。無駄な出費を避けるためにも、代車が無料か有料かをあらかじめ確認しておきましょう。
信頼できるかどうか
車のメンテナンスは個人で対応できないケースが多く、不具合があればディーラーや整備工場に相談するのが一般的です。だからこそ、車検を依頼する際は「かかりつけ医」のように、クルマのことを気軽に相談できる信頼性の高い店舗かどうかを確認しておくと安心できます。
格安車検は利用頻度が2年に一度と少ないため、常連として深い信頼関係を築きにくい面があります。日常使用でトラブルが起きても、すぐ相談できる関係になりにくいのが実情です。
ただし、格安車検を提供している業者の中には、長年整備工場や中古車販売を手がけてきた実績ある店舗もあります。そうした店舗であれば、スタッフの対応や技術力、店舗の雰囲気を含めて総合的に判断し、信頼できる車検業者として長く付き合えるでしょう。
車を所有する限り車検は避けて通れません。だからこそ、価格だけでなく信頼性も重視し、長く任せられる店舗を見つけておくことが大切です。
まとめ
格安車検は、低価格かつ短時間で車検を完了できる点が大きな魅力です。かつてのように数日間クルマを預ける必要がなく、時間と費用の両面を抑えられることから、多くのユーザーに利用されています。さらに、業者ごとに多彩なキャンペーンや割引制度が用意されており、上手に活用すればよりお得に車検を受けることも可能です。
一方で、格安車検は「安さ」と「スピード」を重視する仕組みのため、メリットだけでなくデメリットがあることも理解しておく必要があります。車の状態や受ける車検の内容によっては、想定以上の追加整備費用が発生するケースもあります。
だからこそ、格安車検を利用する際は、事前にサービス内容や整備範囲をしっかり確認し、自分のクルマに合った車検かどうかを見極めることが重要です。価格だけにとらわれず、納得できる形で選ぶことが、後悔しない車検につながります。
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著者情報
18歳から自動車業界に入り、自動車整備や自動車鈑金、新車中古車販売を数十年手がけてきました。
現在はリタイヤして自動車関連の情報を発信しています。
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