車検は結局どこがいい?各業者のメリット・デメリットを比較!

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  • 更新日:2024/10/09
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自動車の車検を受け付けている業者は数多くあります。しかし、同じ車検にもかかわらず料金が異なったり、対応内容が異なったりしているのも事実です。

また、あまりに受けられるところが多く、具体的にどのような場所で受けられるか分からないという方も多いでしょう。

そこで今回は、車検を依頼できる業者を紹介し、車検の選び方についてもみていきます。

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車検を依頼できる業者の種類

自動車の車検を依頼できる業者や手段の種類には次のような5つのものがあります。

・ディーラー
・ガソリンスタンド
・車検専門店
・整備工場
・ユーザー車検

これらがどのようなものか、その概要について説明していきましょう。

関連記事:【cars カーライフ実態調査 vol.1】車検をどこに出す? →なんと3人に1人は〇〇が決め手だった!

ディーラー

自動車の販売や整備をしているディーラーでも車検を受けることができます。一般的に費用が高く、期間が長い場合が多いものの、丁寧で保証のある整備を受けられるのが特徴です。

具体的には、純正品での部品交換やメーカー保証、車種に詳しい整備士が担当してくれるメリットが挙げられます。質の高い車検を受けたい場合におすすめの業者です。

関連記事:ディーラー車検のメリット・デメリット!費用や注意点も解説

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、一部の店舗を除き車検を受けることが可能です。給油などで普段から利用しているガソリンスタンドがある場合は、検討してみても良いでしょう。

また、ガソリンスタンドは独自のキャンペーンや特典を受けられるといった点が特徴です。ご自身の都合の良い店舗を選択できるため、利便性の高い車検が受けられる場所だといえるでしょう。

車検専門店

車検専門店は、車検に特化した整備の専門店です。車検を通すことに特化しているため、即日対応してくれる店舗が多くなっています。

また、車検の基準をクリアしている場合、それ以上の部品交換や整備は行わないため、費用が安いことも特徴となっています。とにかく安く早く車検を通したいという方におすすめです。

整備工場

整備工場は、車の修理や整備を専門としている業者です。経験豊富な担当者が整備してくれることが多いため、安心して車を任せられます。

また、整備工場には車検の検査ラインを持つ「指定工場」と、点検整備のみで残りを車検場で行う「認定工場」があります。

認定工場の場合、車検が通るまでに数日かかる場合があるため、急いでいるという方は注意が必要です。

ユーザー車検

ユーザー車検とは、車の持ち主が自ら各都道府県の運輸支局に車を持って行って車検を受ける方法です。ご自身で検査や整備をするため、最も安い費用で車検を通せます。

ただし、車検の基準をクリアしていなかった場合は、車検に落ちるリスクもあるため注意が必要です。万が一、落ちてしまった場合は再度車検を受ける必要があります。

関連記事:ユーザー車検とは? 検査項目と不合格になりやすいポイントを解説

車検の選び方

ここからは、車検をどこでどのように依頼するのかを検討する際に確認すべきポイントと選び方をご紹介します。ベストな車検方法を見つけるために、金額、速度、整備内容や担当者、アフターケアやオプションの視点からそれぞれ確認していきましょう。

関連記事:2つの車検予約を解説!ユーザー車検の予約方法と業者に依頼する方法

金額

まず、車検で重視したいポイントとして挙げられるのが金額です。車検は、基本的にどの方法でも自賠責保険料、自動車重量税、印紙代といった「法定費用」は変わりません。それは、ディーラー車検であってもユーザー車検であっても同じです。

ただし、車検基本料と部品交換などの整備費用は、車検を受ける場所によって異なります。点検費用、整備費用、事務手数料を合わせた車検基本料は、それぞれの業者が設定できるため、この価格に注目することが重要です。

速さ

車検完了までの速さを重視するのも重要です。車検の中には、即日の数時間で完了する業者もあれば、数日かかる業者もあります。この差として、工場設備や業者のとれる時間、整備項目の違いが挙げられます。

工場設備は指定工場として検査設備がある場合は、車検場に移動する手間がないため、スピーディーに検査を進められることが特徴です。

また、車検に必要な最低限の検査項目のみ整備する場合と、安全性のために多くの検査項目を整備する場合では終わるまでの速さが異なります。

整備内容や担当者の質

整備内容や担当者の質も、車検を選ぶ際に重要なポイントです。整備内容については、部品の消耗が深刻でなければ交換しない業者もいれば、安全性を考えて予防的に部品交換を提案してくれる担当者もいます。

このような差があるだけでも、車検後にトラブルなく快適に車を走らせるためのポイントとなるでしょう。ただ単に車検を通すことが目的なのか、安全性も重視しながら細かな部分まで整備することが目的なのかを見積もりの時点で明確にしておくことが大切です。

アフターケアやオプション

車検自体の内容だけでなく、アフターケアやオプションにも注目しましょう。アフターケアとは、1年点検の優遇や、保証をつけてくれるなどのサービスを指します。

オプションとは、車検に付帯したタイヤ割引やオイル交換の無料サービス、ガソリンの割引などお得な内容のことです。特に、オプションの場合は、同じ業者でも店舗ごとに異なるサービスやキャンペーンを提供している場合があるためチェックしてみることをおすすめします。

ポイント別おすすめ業者

ここからは、金額、速さ、整備内容や担当者の質、そしてアフターケアやオプションといった目的別のおすすめ業者を紹介していきます。車検を受ける方法に迷っている場合は、目的別にポイントを確認していきましょう。

金額で選ぶなら

ここからは、車検業者を金額で選ぶ場合のポイントについてまとめていきます。以下は、車検基本料金の相場費用です。

・ディーラー車検:3万5,000~10万円程度
・ガソリンスタンド車検:1万5,000〜3万5,000円程度
・カー用品店:1万〜4万5,000円程度
・整備工場の車検:2万〜6万5,000円程度
・車検専門店:1万〜3万円程度

上記のように、ガソリンスタンドでの車検は比較的安いことが多く、金額を基準に考えると選択肢のひとつになるでしょう。また、ユーザー車検は、法定費用だけで最も安く車検に通せますが、基準に満たない場合、通らないというリスクがあります。

一方、ディーラー車検や整備工場の車検は、基本的な金額が高めになっている点がネックです。以上のことから、車検方法を金額で選ぶ場合はガソリンスタンド車検やユーザー車検がおすすめです。

速さで選ぶなら

車検にかかる速さで選ぶ場合のポイントについてまとめていきます。一般的に、車検が通るまでにかかる時間は以下が目安です。

・ディーラー車検:1~3日程度
・ガソリンスタンド車検:数時間~2日程度
・整備工場の車検:1日~3日程度
・車検専門店:1時間~即日
・ユーザー車検:半日程度

上記のように、速さで選ぶと車検専門店やユーザー車検が圧倒的に有利となっています。車検専門店は、車検に特化した整備体制を敷いていることや、車検整備のみを取り扱っているため、予約ができれば当日のうちに車検を通せることが特徴です。

また、ユーザー車検は、運輸支局の混雑状況によって、多くの時間がかかることもありますが、一度の検査で通すことができればスピーディーに車検を通すことができるでしょう。ガソリンスタンドの場合、指定工場と認定工場の違いによっては、かかる時間が異なるため注意が必要です。

整備内容や担当者の質で選ぶなら

続いて、整備内容や担当者の質で選ぶのであれば、ディーラー車検や整備工場がおすすめです。ディーラー車検に関しては、豊富な点検項目によって、問題個所をこまめに修理してくれます。さらに担当者も有資格者な上、メーカーによっては社内資格などで質の高さを向上させている店舗も少なくありません。

同様に整備工場での車検もおすすめです。接客などは、整備工場によって異なりますが、修理に特化しているため技術力が高く、問題のある部品も見つけてしっかりと指摘してくれます。

このように、整備内容や担当者の質や技術面で車検を選ぶならディーラー車検か整備工場がおすすめといえるでしょう。

アフターケアやオプションで選ぶなら

車検を選ぶにあたって、アフターケアやオプションも重要なポイントです。もし、アフターケアやオプションで選ぶのであれば、ディーラーや整備工場、ガソリンスタンドがおすすめです。

ディーラーは、定期点検のオプションやトラブルがあっても純正パーツで対応してくれるほか、保証が付く場合もあります。整備工場も車検後に不具合があれば、アフターサービスとして点検してくれる場合が多いですが、必要最低限となるでしょう。

ガソリンスタンドについては、ガソリンやオイル交換の割引券をもらえるなどオプションが充実しています。

このように車検後のアフターケアやお得なオプションという観点で選ぶのであれば、ディーラーや整備工場、ガソリンスタンドの利用がおすすめです。

まとめ

この記事では、車検は結局どこがいいのかお悩みの方に向けて、依頼できる業者と選び方を解説してきました。車検は多くの業者で依頼できるものですが、お金、速さ、整備内容や担当者の質、アフターケアといった面で、それぞれ強みを持っています。車の状況に合った方法を選ぶことで、納得の車検を受けられるでしょう。

まずは、どんな目的を重視しているのかについて確認し、その目的にあった車検を検討するのがおすすめの選び方です。目的に合った車検方法を選択し、満足の行く車検を目指しましょう。

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