「車の購入を考えているけど、どのタイミングがいいんだろう…」
「よりお得に車を買うためには、どんなことを知っておけばいいの？」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか。車は高額な買い物ですのでお得に買いたいですよね。
この記事では、車をお得に購入できる時期や、お得に乗り換えるコツについて、くわしく解説します。
目次
車をお得に買うことができる時期
人生において、マイホームの次に高額な買い物といわれている新車。実は年に数回ほど、新車がお得に買えるタイミングがあることをご存じでしょうか？
その時期とは「決算期」や「ボーナス期」そして「モデルチェンジ期」です。それぞれ具体的に紹介していきます。
決算期
半期決算である9月と、一般的な企業の決算期である3月は、車をお得に購入できる時期であるといわれています。
なぜなら、販売店は少しでも良い業績で決算を締めたく、値引きをしてでも多く販売したいと考えているからです。
この時期に販売店が出す情報は、こまめにチェックすると良いでしょう。ただし、車の販売実績は「ユーザーへの納車時」となります。
つまり、期末決算のお得な条件を引き出すためには、3月中に納車ができるスケジュールでの購入が必要です。
ボーナス期
車を買う時期として、決算期に次いでおすすめなのが「ボーナス期」です。多くの企業は、夏のボーナスを6〜7月、冬のボーナスを12月にそれぞれ支給します。
会社員であればまとまった現金を手にする人が多いので、車の需要も増え、販売店側でもキャンペーンやお得なセールを実施します。
特に、12〜1月は「初売り」と銘打って、クレジット低金利やオプション割引などの好条件を揃え、車を購入しやすくなるような工夫をしているのです。
マイナーチェンジ／フルモデルチェンジ
購入予定のモデルが、マイナーチェンジやフルモデルチェンジ直前の場合も、車を買う時期として見逃せません。車は5～7年でモデルチェンジを迎え、デザインや機能が大幅に改良されます。
この直前の時期は、新しいモデルを待とうと検討客が買い控えするため、販売店は「在庫一掃セール」として旧モデルを大幅に値引いて販売するのです。
狙っているモデルのモデルチェンジがある場合はお得に購入できる可能性が高いため、販売店に相談してみると良いでしょう。
車の購入を検討すると良い時期
車をお得に買える時期はわかったものの、自分の車はいつが買い替え時なのかを判断するのは難しいかもしれません。
車を買い換えるベストなタイミングは、現在乗っている車の状態によっても変わります。ここでは、車の買い替えを考えるべきケースを解説していきます。
車の寿命を迎える前
新車の時から8～10年ほどが経過すると、不具合や故障が多発してきます。
1日の走行距離や使用頻度によっても差が出るので年数だけでは測れませんが、やはり10年で寿命が訪れると考えるのが一般的です。
エンジンの調子が悪くなるなど修理にお金がかかるようになってきたら、走行できなくなってしまう前に買い替えを検討すべきでしょう。
車検前
乗用車は、新車から3年後、以降は2年おきに「車検」を受ける必要があります。この車検のタイミングである「車検満了日」を迎える前に、買い替えを検討するのも一つの手でしょう。
なぜなら、車検には10万円前後という大きな費用がかかるからです。下取り車に車検の残り期間があると査定額が少しだけ上がりますが、そこまで大きくは影響せず、車検にかかった費用も回収できません。
したがって効率を考えれば、車検満了日を迎える直前に新しい車を納車してもらうのが望ましいといえます。
なお、車検満了日は「車検証」に記載されています。
走行距離10万kmをオーバーする前
愛車の走行距離が「10万km」を迎える前に、新しい車を検討するのもおすすめです。
10万kmをオーバーした車は、これを境に故障率が上がる傾向にあるため、いまは調子が良くても下取りや買取金額は大幅に下落します。
10万kmと9万9,000kmでも違ってくるので、超過する前に買い替えた方がお得です。
ライフステージの変化
ライフステージの変化も、車を買い替えるきっかけとなります。
独身のうちは軽自動車やコンパクトカーで事足りますが、結婚して子供ができるとチャイルドシートの取り付けや子供の送り迎えなどの用途も発生するので、ミニバンのような広さも必要になってくるでしょう。
大切な家族を守る安全性能や、運転のしやすさなども車選びの基準となります。
子育てが一段落したら、SUVやオープンカーなど、自分が休日を楽しめる車にするのも良いですね。
お得に乗り換えるために
では、お得に車を乗り換えるためには、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか。その秘訣は、普段から車のプロとコミュニケーションを取ることと、情報収集です。
これらを行うことにどのようなメリットがあるのかを、具体的に解説していきます。
信頼できる販売店を見つける
信頼できるお店であれば購入時の提案内容もしっかりしているので、余計な出費を強いられずお得に車を買い換えられます。
見極めるポイントとして、まず清潔感があり雰囲気が良いお店は、顧客目線で考えているお店だと判断できます。
また、他社の製品より劣る要素を正直に認めつつも、自社製品の魅力を語る姿勢があるお店は信頼できるでしょう。
車のプロに相談する
車の買い替えにあたっては、やはり車を熟知したプロへの相談をおすすめします。
お店との関係を築いていれば、次に発売されるモデルや愛車の買取額などを教えてくれることもあるので、買い換えるタイミングを判断しやすくなるかもしれません。
良心的なお店であれば目先の利益は追わず、お客様がお得になるよう親身な姿勢で相談に乗ってくれるでしょう。
メンテナンスサポートや保証が充実したお店選び
買い替えの際、愛車を高く下取ってもらうのに最も大事な要素は、車のコンディションです。
同じお店で定期的に整備を任せていると、車がどのように乗られていたのかを把握しているため、乗り換えの際に高値で引き取ってもらいやすい傾向にあります。
維持費も安くなるため、メンテナンスパック商品や延長保証が充実した販売店を利用するのがおすすめです。
新車購入時の注意点
新車を購入する際に、特に注意したいのが「納期が長いこと」です。納期が長いためにお得に買える時期を逃したり、今乗っている車の評価額が変わってしまったりすることがあるのです。
購入時に気を付けるべき点について、具体的に解説していきます。
納期の長さ
新車の納期は通常2〜3週間ほどですが、2021年11月現在は半導体不足によって2〜3ヵ月待ちの状態が続いています。
また、ユーザーへの納車をもって販売店の実績となるため、購入が遅れると販売店が提示していた良い条件を逃すばかりではなく、現在の車の車検満了日を迎えたり、売却済みであればレンタカーを借りることになったりと、お得に買えなくなってしまいます。
車の買い替えを検討する際は、車検満了日の半年ほど前から早めに相談しておくのが良いでしょう。
下取り額への影響
新車の納期は長いため、その間は下取り予定の車を乗り続けることになります。
すると、走行距離が増えたりキズがついてしまったりして、納車時に下取り金額が下がってしまうおそれがあります。そのため、買い替えはできるだけ早い方が望ましいでしょう。
ただ、販売店によっては、契約時の査定額でそのまま下取ることもあります。その場合、結果として買取専門店より高くなることがあるので、どちらでの下取りがお得なのか、よく吟味しながら決断しましょう。
車を買う時期で自動車税も変わる
所有する車には毎年「自動車税」がかかりますが、車を買う時期によってはこれも節約できるケースがあります。
自動車税は普通車と軽自動車で、課税ルールが少し異なります。このルールを知っておけば節税につながるので、よりお得になるでしょう。
普通自動車の場合
自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者に課税されます。年度の途中で車を購入した場合は、登録された翌月から課税される仕組みです。
たとえば、7月に登録された車は、8月から翌年の3月まで計8ヶ月分の自動車税がかかります。つまり、月初に登録された車であればその月は実質無税となり、少しだけお得になります。
ただし、登録から納車の間にはオプションの取り付けや輸送の工程が入り、実際に乗り始めるのは1～2週間先です。
軽自動車の場合
軽自動車税についても、毎年4月1日時点での車の所有者に課税されますが、こちらは年額一律で月割りはありません。
つまり、年度の途中で車を購入しても、翌年の4月1日までは課税されないということです。したがって、4月2日以降に登録された軽自動車は、ほぼ1年分の軽自動車税を節約できます。
一方で、2月や3月に車を購入した場合は4月にすぐ軽自動車税を納めなければなりません。そのため、軽自動車を購入する時期はしっかりと見定めましょう。
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まとめ
以上、車をお得に購入できる時期やお得に乗り換えるためのコツについて、くわしく解説しました。
車は、決算期やボーナス期、あるいはモデルチェンジの時期に狙いを定めて検討すると、お得に購入できます。
一方で、買い替えのベストなタイミングには愛車の寿命や車検、走行距離といった要素があり、高く下取ってもらうことで、よりお得になるでしょう。
そして、車のプロとのコミュニケーションを通じて、さまざまな情報を収集をしておくことが重要です。
信頼できるお店を見つけて、充実したカーライフを満喫してくださいね。
