コンパクトハイブリッド車の魅力とは?燃費性能や減税制度について

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  • 更新日:2024/11/15
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「燃費や税金などの面でお得な、コンパクトカーのハイブリッド車に乗り換えたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。小さめのボディで取り回しやすく、高い燃費性能を誇るハイブリッドシステムが搭載されていると、運転面でもお財布面でも非常に助かりますよね。

この記事では、そんなコンパクトハイブリッド車の魅力や燃費性能、具体的なモデルについて詳しく解説します。

コンパクトハイブリッド車の魅力

コンパクトハイブリッド車の魅力は、小さなボディサイズで運転しやすく、燃費性能が優れていることです。せまい路地でも難なく操作でき、お財布にも優しいコンパクトハイブリッド車の特徴について、具体的に見ていきましょう。

運転のしやすさ

コンパクトハイブリッド車の魅力は、まず運転しやすさにあります。車種によって異なりますが、全長4m前後、全幅1.7m前後、全高1.5〜1.7m程度というコンパクトサイズで作られているため、小回りが利き、市街地の細い路地でもスムーズに運転できます。

また、幅や長さも感覚が掴みやすく、せまい駐車場やバックの際もスムーズに行えます。軽自動車と比較しても、ボディサイズにゆとりがあり、荷室を広く使っても後部座席の居住性が確保されています。

このように、コンパクトハイブリッド車は運転する上でも使い勝手が良く、日常の移動に便利な車種と言えます。

優れた燃費性能

2つ目の魅力は、コンパクトハイブリッド車の非常に優れた燃費性能です。このタイプの車は、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせており、同じクラスのガソリン車に比べて、WLTCモード燃費が20〜40%以上も高く、非常に経済的です

2021年に施行された「2030年燃費基準」では、各メーカーが平均値で25.4km/Lを目指すことが求められています。そのため、メーカーは2030年までに基準値をクリアするために開発を進めており、コンパクトハイブリッド車の燃費性能は今後も向上することが期待されます

コンパクトハイブリッド車の燃費性能

次に、2023年現在に販売されている国産のコンパクトハイブリッド車について、メーカーやモデル、そして具体的な燃費性能を見ていきましょう。

上位10位の車種をチェックすることで、購入候補が見えてくるでしょう。

2023年現在の低燃費車種

2023年現在、低燃費な国産コンパクトハイブリッド車の上位10車種は、次の通りです。(全てWLTCモード)

順位 車種 燃費
1位 トヨタ ヤリス 36.0km/L
2位 トヨタ アクア 35.8km/L
3位 ホンダ フィット 30.2km/L
4位 トヨタ カローラスポーツ 30.0km/L
5位 日産 ノート 29.5km/L
6位 ダイハツ ロッキー 28.0km/L
7位 日産 オーラ 27.2km/L
8位 トヨタ ヤリスクロス 26.0km/L
9位 ホンダ ヴェゼル 25.0km/L
10位 スズキ ソリオ 22.3km/L

1位のヤリスにはガソリンエンジン車もラインナップされますが、その燃費は21.6km/Lと、ハイブリッドモデルの約60%に留まります。また、日産のノートとオーラは、モーターのみで走れる独自のハイブリッドシステムを採用しています。

優遇税制について

コンパクトハイブリッド車は、環境性能に優れるだけでなく、税金面でもお得な選択肢となっています。自動車には様々な税金がかかりますが、一定の基準を満たした車種は減税もしくは免税になることがあります。

特に、コンパクトハイブリッド車はその優れた排出ガス性能や燃費性能から、税金面での優遇措置が期待できますここでは、コンパクトハイブリッド車の税金面のメリットについて解説していきます。

自動車重量税が減税に

自動車には、自動車重量税という税金が課せられており、車両重量や使用区分に応じて納税しなければなりません。しかし、排出ガス性能や燃費性能に優れたコンパクトハイブリッド車には、「エコカー減税」の優遇措置があります

この減税率は、2030年度燃費基準の達成度に応じて決まります。例えば、ヤリスの場合、燃費基準を100%クリアしているため、減税率100%(免税)となります。これにより、自動車重量税が減税もしくは免税となるため、より経済的な自動車選びができるようになっています。

(1)60%〜70%達成 → 減税率25%
(2)75%〜85%達成 → 減税率50%
(3)90%以上達成 → 減税率100%(免税)

コンパクトハイブリッド車を紹介

では、ここで、各社が販売する主なコンパクトハイブリッド車のモデルについて、具体的に紹介しましょう。トヨタ、日産、ホンダの3社より、それぞれヤリス、ノート、フィットの3台を取り上げ、その特徴を解説します。

トヨタ「ヤリス」

トヨタが提供するコンパクトハイブリッド車の中で、低燃費な1台がヤリスです。ヤリスは同メーカーの代表的なコンパクトカーで、直列3気筒の1.5Lガソリンエンジンにハイブリッドシステムが組み合わさっており、新プラットフォームTNGAの導入によってパワフルな走りを実現しています。

ハイブリッドモデルには、最上位の「Z」、バランスの取れた標準モデルの「G」、そしてシンプルな構成の「X」の3つのグレードが用意されています。燃費性能は最高で36.0km/L(WLTCモード)と、クラス最高の性能を誇ります

さらに、4mを切る全長と4.8〜5.1mという最小回転半径によって、狭い駐車場や路地でも運転しやすく、高級感あるエクステリアやシンプルなインテリアなど、完璧な1台といえます。

日産「ノート」

日産のコンパクトハイブリッド車で最も低燃費なモデルは、ノートです。このモデルでは、日産独自のハイブリッド技術「e-POWER」が採用され、ガソリンエンジンと電気モーターが融合されています。

ガソリンエンジンは発電用に働き、車は電気モーターのみで走行します。このシステムにより、29.5km/L(WLTCモード)という高い燃費性能を実現しました。

また、スポーティで個性的な外観と、シンプルで高級感のある内装、静粛性が高く加速がスムーズな走りなど、非常にバランスの良いモデルです

専門家たちからも高い評価を得ており、「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」と「2022年度RJCカーオブザイヤー」の二つの賞を受賞しました。

ホンダ「フィット」

ホンダのコンパクトハイブリッド車といえば、やはりフィットでしょう。フィットに搭載されたハイブリッドシステム「e:HEV」は、2つのモーターを使用して低燃費を実現しています。

これまでのフィットのハイブリッドシステムは、エンジンが主体でモーターは補助的な役割であったが、新しいモデルではほぼモーターが動力源となっているため、電気自動車を彷彿とさせる力強い加速を味わえますWLTCモード燃費は、シンプルなグレード「e:HEV BASIC」が30km/Lに到達しています。

装備も充実しており、細いAピラーによって確保された広い視界や大型液晶メーター、座り心地抜群のシート、電動パーキングブレーキなど、コンパクトな車体も相まってスムーズな運転を実現しています。

まとめ

今回は、コンパクトハイブリッド車の魅力や燃費性能、そして具体的なモデルについて説明しました。ハイブリッドシステムを搭載したコンパクトカーは、運転しやすく燃費性能に優れています。

2023年現在、トヨタ・ヤリス、日産・ノート、ホンダ・フィットなどが代表的な国産のコンパクトハイブリッド車として販売されています。環境負荷を低減できるコンパクトハイブリッド車は、税金面で優遇されます。

この記事を参考に、あなたにぴったりの1台を見つけてください。

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