エンジンを始動させ、エンジン回転数を上げてもボンネットに積み上げられたシャンパンタワーが倒れないレクサスLSのCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、印象に残るレクサスLSのCMからわかるレクサスの強みを紹介します。
ボンネットに積み上げたシャンパンタワーが倒れないCM
エンジンをかけたり、エンジン回転数を上昇させてシャシーダイナモを回したりしても、ボンネットに積み上げられたシャンパンタワーが倒れないという印象的な初代レクサスLS(日本名:セルシオ)のCMを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
初代レクサスLSは、その強みをアピールする印象的なCMや優れた走行性能と圧倒的な静粛性を高い次元で両立させたクオリティによって世界中の高級車開発に大きな影響を与えた歴史的なモデルです。
この印象に残る初代レクサスLSのシャンパンタワーCMは、実はその後のLSでも行われています。
スピンドルグリルが全面的に採用された2012年にはLS600hLを使ったシャンパンタワーCMが台湾で放映され、2019年にはレクサスブランド30周年を記念したCMとして当時の豊田章男社長が自らLSのボンネットにシャンパンタワーを積み上げて運転席に座りエンジンを吹かすといったCMが流れました。
このように世代が変わっても初代レクサスLSの印象的なCMを再現したPRがされていることからも、初代レクサスLSはさまざまな人に影響を与えたクルマといえるでしょう。
「レクサス」のブランドコンセプトや「LS」のコンセプトとは?
レクサスは、「21世紀の新しいグローバルプレミアムブランド」を確立するために2005年に日本へ導入されました。日本にレクサスブランドが導入された当時のコンセプトは、「”最高の商品”と”最高の販売・サービス”を提供する」となっていました。
このコンセプトは現在のレクサスディーラーを見ると今も受け継がれていることがわかるでしょう。
また、2006年にデビューした4代目LSは、日本でもレクサスブランドのフラッグシップセダン「LS」として販売されました。
日本市場における初代LS(通算4代目)は、レクサスブランドの理念である「高級の本質」を追求したモデルで、”ときめき”と”やすらぎ”に満ちた時間を提供するために、乗る人の心に響くクルマづくりがされていることが特徴です。
受け継がれる「高級の本質」
初代レクサスLSのシャンパンタワーCMは、レクサスブランドの強みを短い時間でアピールしているだけでなく、レクサスの凄さを定着させた歴史に残るCMといえるでしょう。
また、レクサスブランドのコンセプトである「”最高の商品”と”最高の販売・サービス”」や最上級セダン「LS」の「高級の本質」は、実際にクルマを見たりディーラーを訪ねたりすると体感することができます。
印象的なCMで話題となったレクサスLSは、レクサスのブランドコンセプトをしっかりと反映させているモデルです。モデルチェンジによってクルマが新しくなっても、高い静粛性、なめらかな走り、快適性など、初代レクサスLSのDNAが受け継がれていることから、レクサスLSは、レクサスのコンセプトや理念を具現化したモデルといえるでしょう。