車を買う時の一連の流れ!予算の考え方や車の選び方など解説

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  • 投稿日:2021/12/20
  • 更新日:2023/02/17
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「車を買いたいけど、何からしたらいいのか分からない…」「予算や選び方など、まずは流れを理解したい!」

そんな悩みを抱えていませんか?確かに初めて車を買う方にとっては、何から手をつけていいか分かりませんよね。

そこでこの記事では、車を購入する一連の流れをはじめ、予算の考え方や購入先についてくわしく解説します。

車を買う時の流れ

車の購入は、下記のような流れに沿った検討をおすすめします。

  1. 予算を立てる
  2. 支払い方法を決める
  3. 車を選ぶ
  4. 購入先を検討する
  5. 契約する
  6. 納車

車は、一般的に住宅の次に高価な買い物となります。そして購入した後も、ガソリンやメンテナンス代、自動車税や保険料の支払いなど、維持費用がかかってきます

さらに支払い方法にローンを選択した場合は、これらに月々の返済も加わりますので、出費はさらに膨らみます。

したがって、予算や支払い方法については、あなたのライフプランを考慮しながら焦らず無理のない範囲でじっくりと検討していきましょう。

なお、契約段階の書類準備や保険の手続きについては販売店が教えてくれますのでご安心ください。

車を買う時の予算の考え方

車を買うと決めたら、まずは予算を検討しなくてはなりません。車には購入費用だけではなく、維持していくお金も必要です。

また、必要な車のボディタイプによってそれぞれ価格相場もありますので、それを勘案して予算を組む必要があるでしょう。

車を買うために必要な費用

車を買うには百万単位の大きな費用がかかりますので、入念な検討が必要です。まず、車の購入を検討する時の予算は目安として、自分の年収の「半分程度」に押さえておくべきです。

それ以上の車を購入してしまうと、ローンの支払いなどで生活が苦しくなってしまいます。また、メンテナンス費用や保険料などの維持費も馬鹿になりません。

車はあくまでも生活を便利にするために買うものですので、生活を圧迫してしまうような買い方は避けるべきでしょう。

車の維持費

車は購入した後にも、さまざまな維持費用がかかります。主な費用は以下のとおりです。

  • 自動車税
  • ガソリン代
  • メンテナンス費用
  • 保険料
  • 駐車場費

自動車税は、毎年5月に支払う税金です。

また、車の走行で消費するガソリンは、走る距離が長いほど負担も大きくなりますし、エンジンオイルの交換など定期的なメンテナンスも必要です。

特に、法定点検や車検時には大きな出費をみておく必要があるでしょう。そして、任意保険の加入にも費用がかかります。

なお、駐車場がない方は別に借りる費用も見込んでおきましょう。

ボディタイプ別の車の価格相場

車には、さまざまなボディタイプのモデルがあり、価格も変動します。国産メーカーにおける主なボディタイプ別の新車価格の相場は、以下のとおりです。

軽自動車100万〜200万円前後
コンパクトカー   150万〜300万円前後
SUV200万〜500万円前後
ミニバン200万〜700万円前後

予算を抑えるなら、軽自動車がおすすめです。ただ、オプションにこだわってしまうとコンパクトカーの価格を超えてしまうこともありますので、用途をよく考えてから選択すると良いでしょう。

支払い方法を考える

では次に、支払い方法を検討しましょう。車の支払い方法には、大きく「ローン(分割払い)」と「一括払い」の2つがあります。

最近では「残価設定型クレジット」という、新しい購入法が登場しました。それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。

ローン(分割払い)のメリット・デメリット

ローンのメリットは、少々予算オーバーでも毎月の支払いを少し増やすだけで、希望するモデルやグレードが選べるという点です。

ローンの利用には審査が必要ですが、最近は頭金不要の信販会社もありますので、手元にまとまった資金が無くても車を購入できます。

一方でデメリットとして、金利手数料がかかるのことがあります。金利は、ディーラーで組むか、銀行で借り入れするかによっても大きく変わってきます

また、車の所有権がディーラーや信販会社になるため、自分の判断で売却や廃車ができないのも難点です。ただし、銀行ローンの場合は自分名義になります。

一括払いのメリット・デメリット

一方の一括払いでは、ローンと比べて金利手数料を払う必要がないため結果として支払い総額を抑えられるという点が最大のメリットです。

また、車は自分名義となるため、売却や廃車も自分で即断できます。ただし、手元資金が一気に減ってしまうのがデメリットでしょう。

自動車の維持には任意保険料やガソリン代がかかりますし、今後の生活費用としても手元に多少のお金を残しておく必要があります。

また、モデルの選定は予算内に限られてくるため、自分が希望するグレードを買えず、装備や機能を削らなければならないこともあるでしょう。

残価設定型クレジット・デメリット

最近、各自動車メーカーが力を入れているのが「残価設定型クレジット」です。これは、契約時に数年後の「残価」をあらかじめ設定して据え置きし、それ以外の金額を分割で支払っていくローンとなります。

残価設定型の最大のメリットは、月々の支払額を抑えられること。また、数年後に車の買取価格が下落していても契約時に決めた値段で下取ってもらえるという利点もあります。

一方で金利が高く、走行距離の制限や大きな損傷による追加の支払いなどのデメリットも。また、数年後に自動車を返却するか、残価を支払って購入するかという検討も必要です。

新車・中古車を選択する

支払い方法が決まったら、予算に合わせて新車か中古車かを選択しましょう。新車と中古車には、それぞれメリットとデメリットがあります。

これらを把握した上で、自分の購入方法に合った車を選びましょう。

新車のメリット

まずは新車のメリットからそれぞれ見ていきましょう。

保証が中古車に比べて手厚い

新車には、メーカーによる手厚い保証が付帯されています。一般的に新車保証は、3年6万kmの「一般保証」と、5年10万kmの「特別保証」の2本立てです。中古車にも保証はありますが、多くの場合で1年間のみです。

オプションやグレードを自由に選択できる

新車で購入する場合、オプションやグレード、ボディカラーなどを自分の好みに合わせて選択できるというメリットがあります。中古車の場合、自分の好みと完全に合致した車を探すのは至難の業となります。

自動車保険の新車特約が利用できる

新車で購入すると、任意保険の「新車特約」が利用できます。新車特約を使えば、運悪く全損や半損といった大きな事故で車が修理不能となった場合でも高額の補償が受けられ、最低限の手出しのみで新たに車を購入できます。

エコカー減税を受けることができる

環境性能に優れた車を新車で購入すると、自動車税および自動車重量税が軽減される優遇措置である「エコカー減税」が受けられます。また「環境性能割」という購入時の税金が減る仕組みがありますが、こちらも最新モデルが有利です。

新車のデメリット

次は新車のデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

中古車に比べて価格が高い

新車は、中古車と比較して価格は高くなります。予算があわず、泣く泣くグレードを落としたり、オプションを諦めたりする必要が出てくるかもしれません。

もし予算があわない場合は、ローンや残価設定型クレジットを検討するという手もあります。

納車までに時間がかかる

納車まで時間がかかってしまうのも、新車のデメリットでしょう。通常時では、注文から2〜3ヶ月ほど待つ必要があります。さらに2021年12月現在では、半導体不足から少なくとも半年〜1年待ちという状況が続いています。

生産が終了した車は購入できない

新車は、現在生産されている現行モデルしか買えませんので、中古車に比べると選択肢が少ないのもネックです。

欲しいモデルのために貯金していても、突然生産が打ち切られることもあります。その場合は、中古車の検討が必要でしょう。

中古車のメリット

続いて中古車のメリットをそれぞれ見ていきましょう。

価格の安さ、同じ車種の上級グレードが検討できる

中古車の最大のメリットは、何より新車より価格が安いことです。中には、整備代車として使われていた直近のモデルが在庫されているケースもあります。同じ車種でも、在庫があれば上級グレードを狙えるのも中古車の魅力でしょう。

選択肢が豊富

中古車は、既に生産が終わってしまったモデルやカラーが選べるなど、選択肢が豊富なのもメリット。またビンテージ車を検討している場合は、メンテナンスに必要なパーツの供給が終わっていないかどうかを購入時に確認しておくといいでしょう。

納車が早い

納車までの時間が早いことも、中古車のメリットです。新車と違い、商品化された車が目の前にありますので、点検整備を受けた後、登録を付けて名義を変えたら納車ができる状態となります。一般的には、2週間もあれば納車が可能です。

中古車のデメリット

中古車のデメリットをそれぞれ見ていきましょう。 

車の状態がそれぞれ異なる

中古車は同じモデルでも、過去の使われ方によって1台1台のコンディションが異なるのがデメリット。この状態の見極めはたいへん難しいため、信頼できるお店を探し出し、そこで自分の気に入ったモデルを見つけられるかがカギとなります。

保証期間が短い

一般的に中古車は、新車と違って保証期間が短くなります。新車保証が残っていない通常の中古車であれば、付帯する保証期間は1年です。お店によっては有償の「延長保証」がありますので、加入しておくと安心でしょう。

車の選び方

予算が決まったら、購入するモデルを選んでいきましょう。モデルの選定では、目的や予算にあったモデルであるかどうかという点に加えて、実際にお店で乗ってみて、本当に自分の用途に合う車なのかといったポイントをよくチェックしましょう。

目的と予算にあった選び方

冒頭に、車の予算はご自身における「年収の半分程度」が妥当であると説明しましたが、それ以外にも車をどのように使うかによって選ぶモデルは変化します。

通勤で毎日乗るのか、子どもや介護の送迎に重点をおくのか、それともレジャーを中心に活用するのかなど、使う頻度や走行距離を想定し、予算内で自分の目的が叶うモデルを選びましょう。

店舗で実際に車を見て試乗する

メーカーのWEBサイトには、モデルの詳細な写真やスペックが記載されています。また自宅にカタログを送ってくれるサービスを行っているメーカーもあります。

このようにWEBやカタログでもある程度の情報は得られますが、必ず実際に車を見に行って試乗もしましょう。なぜなら、実物は自分が抱くイメージとは違うことが多いからです。

車体の大きさや車内の広さ、ハンドリング、ブレーキやアクセルの感覚、装備の使用感、そして乗り心地などを体感しながら、選んでいくことが大切です。

車の購入先を決める

予算や支払い方法、購入するモデルに目星を付けたら、今度は車を購入するお店を検討しましょう。車の購入先としては、「ディーラー」「サブディーラー」「中古車販売店」「自動車整備工場」が挙げられます。

それぞれのメリット、デメリットをみていきましょう。

ディーラー

ディーラーは、自動車メーカーが自社製品の販売やメンテナンスを認定したお店です。自社製品を専売しているディーラーでは、たくさんの情報を持っているため細かな部分まで相談できます。

また、専用のシステムによって、オプションの機能や購入費用など具体的なシミュレーションが可能です。一方で、メンテナンス費用が高めなのが難点となります。

サブディーラー

サブディーラーとは、自動車メーカーの認定を受けていないお店のことです。縛りが無いため、さまざまなメーカーの新車を取り扱っており、値引き幅もディーラーより大きく、安く買えることもあります。

メンテナンスも互換性のある他社パーツを流用することで、安く抑えられます。ただし、保証の体制が万全ではないのがデメリットです。

中古車販売店

中古車販売店は、中古車を専門に販売しているお店です。メーカーを問わず、色々な中古車を在庫しており選択肢が豊富なのが強みです。

ただ、中古車は1台1台のコンディションがバラバラで、前オーナーがどんなメンテナンスをしていたかも分からず、状態の良い車の見極めは困難です。

信頼できるお店を探すのが、中古車販売店での購入のポイントでしょう。

自動車整備工場

自動車整備工場においても、新車・中古車を問わず車の購入が可能です。整備工場で新車を取り扱う際は、ディーラーと業販契約を結んで車を卸し、販売しています。そのため、車の価格はディーラーとほぼ同じになります。

車の購入契約

購入先まで決まったら、実際に販売店に足を運び、車の購入契約をしましょう。販売店では見積もりを取り、内容に納得したら契約を取り交わします。そして車の登録に必要な書類を準備できたら、後は納車を待つばかりとなります。

見積もりを取る

販売店では、必ず事前に見積もりを取りましょう。なぜなら、店頭で表示されている車の値段は「車両本体のみ」の価格であり、以下の費用は入っていないからです。

  • オプション費用
  • 登録諸費用
  • 預かり法定費用

また、販売店が出す最初の見積もりで、そのまま契約をする必要はありません。交渉によっては、そこから割引が引き出せることもあります

別の系列店で同じモデルを見積もりしてもらい、条件を比較する「相見積もり」も、交渉に有効な手段です。

必要な書類を揃える

車の登録には、以下のとおり多数の書類が必要となります。

  • 印鑑登録証明書(普通車のみ)
  • 実印(普通車のみ)
  • 住民票(軽自動車のみ)
  • 委任状
  • 車庫証明書
  • 車検証
  • 自賠責保険証

なお、印鑑登録証明書や住民票は、市区町村の役所での発行が必要です。委任状や車庫証明関連の書類は販売店が持っていますので、指示されたとおりに記入したうえで捺印し、お店に預けましょう。

車検証や自賠責も、基本的には販売店が用意します。

契約

購入の条件が決まり必要書類も揃ったら、いよいよ契約です。後々のトラブルを回避するためにも、売買契約書はよくチェックしておきましょう。

支払い条件をはじめ、付属品の有無、中古車は車両の状態も再確認します。疑問に思う点は、どんな小さなことでも必ず販売店に確認をしましょう。契約を締結した後は、車両代金を支払います。

納車

支払いまで済んだら、納車を待ちましょう。新車の納車は時間がかかりますが、もし不安に思ったら販売店に連絡してみましょう。

車が届いたら、初期不良がないか車体の状態をチェックします。外装の傷や内装の汚れなどがないか、また実際にエンジンをかけ、ナビやエアコンがきちんど動作するかなど、入念にみていきましょう。

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まとめ

以上、車を購入する一連の流れをはじめ、予算の考え方や購入先について、くわしく解説しました。車の購入において特に重要なのが、予算や支払い方法の選定です。

買った後も維持費の支払いなどライフプランに大きな影響を及ぼしますので、しっかりと計画し、流れを把握してから臨みましょう。

そして検討の際は、目的や予算に合ったモデルを選んだうえで、実際にお店で試乗して本当に自分の目的に叶っているのかを見極めましょう。

じっくりと吟味して選んだモデルであれば、買った後も後悔しませんよ。ぜひ、あなたにぴったりの1台を選んで、素敵なカーライフを満喫してくださいね。

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