コンパクトカーは、小型車の中でも使いやすく、燃費も良くて経済的です。さらに、コンパクトカーの中には、スポーティなデザインや高性能な車種もあり、とても魅力的な車がたくさんあります。
今回は、その中でも特にカッコいいと思われる5車種をピックアップして紹介します。コンパクトカーを選ぶポイントも合わせて解説しますので、車選びの参考にしてください。
目次
スズキ スイフト/スイフトスポーツ
2000年から販売を開始したコンパクトハッチバック、スズキ スイフトは、スポーツモデル「スイフトスポーツ」も用意していることが特徴です。スイフト/スイフトスポーツは、日本国内のみならず世界でも販売されているグローバルモデルで、きびきびした走りや踏ん張り感ある乗り心地に定評があります。
現行モデルである4代目は、シャープなライト回りのデザインやブラックアウトされたリアクォーターパネル、一体になっているリアドアのドアノブなど、スポーティな3ドアハッチバック風の5ドアコンパクトカーとなっています。
スイフト/スイフトスポーツは、世界でも通用するスポーティなスタイリングや走りの他に、実用性を兼ね備えたコンパクトカーとしても高い評価を得ています。
【スペック】
サイズ | スイフト=全長3,845~3,855mm×全幅1,695mm×全高1,500~1,525mm スイフトスポーツ=全長3,890mm×全幅1,735mm×全高1,500mm |
エンジン | スイフト=直列4気筒1.2L(ガソリン/ハイブリッド) スイフトスポーツ=直列4気筒1.4Lターボ |
燃費 (WLTCモード) |
スイフト=18.8~21.8km/L スイフトスポーツ=16.6~17.6km/L |
価格 (税込) |
スイフト=138万8,200万円~ スイフトスポーツ=188万5,400円~ |
トヨタ ヤリス/GRヤリス
トヨタ ヤリスは、2020年に発売された5ナンバーサイズのコンパクトカーで、コンパクトハッチバックのヴィッツの後継モデルとして登場しました。また、同年にはスポーツモデルのGRヤリスも発表され、販売が始まりました。
GRヤリスは、モータースポーツ用の車両を市販化するという逆転の発想から開発され、トヨタ初となるコンパクトホットハッチです。どちらも、シャープで踏ん張り感のあるスタイリングが特徴で、燃費性能や実用性に重点を置くヤリスと、運転する楽しさを存分に味わいたい方におすすめのGRヤリスがあります。
また、ヤリスにはガソリン車とハイブリッド車の2種類があり、GRヤリスには1.6Lガソリンターボエンジンと1.5Lガソリンエンジンを搭載しています。
【スペック】
サイズ | ヤリス=全長3,940mm×全幅1,695mm×全高1,500mm GRヤリス=全長3,995mm×全幅1,805mm×全高1,455mm |
エンジン | ヤリス=直列3気筒1.0Lガソリン/直列3気筒1.5Lガソリン/直列3気筒1.5Lハイブリッド GRヤリス=直列3気筒1.5Lガソリン/直列3気筒1.6Lガソリンターボ |
燃費 (WLTCモード) |
ヤリス=19.6~36.0km/L GRヤリス=13.6~18.2km/L |
価格 (税込) |
ヤリス=147万円~ GRヤリス=265万円~ |
日産 ノート/ノートオーラ
「日産ノート」は、2005年に初代が販売を開始した5ドアハッチバックです。2020年には3代目がデビューし、先進的なコンパクトカーとして注目されています。
3代目ノートは、コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさを追求した「e-POWER」を初搭載し、プラットフォームも新設計されています。
さらに、2021年にはプレミアムコンパクトカーの「ノートオーラ」がデビュー。外装や内装など、細部にまで上質感を追求したクオリティの高いコンパクトカーとして人気を博しています。
電動パワートレインのスムーズで力強い走りを求めるなら「ノート」、細部の質感にこだわったプレミアムコンパクトカーを探しているなら「ノートオーラ」がおすすめです。
【スペック】
サイズ | ノート=全長4,045mm×全幅1,695mm×全高1,520mm ノートオーラ=全長4,045mm×全幅1,735mm×全高1,525mm |
エンジン | 直列3気筒1.2Lガソリン+モーター |
燃費 (WLTCモード) |
ノート=23.8~28.4km/L ノートオーラ=22.7~27.2km/L |
価格 (税込) |
ノート=221万1,000円~ ノートオーラ=265万4,300円~ |
MINI 3ドア&5ドア/JCW(3ドア)
MINI 3ドア&5ドアは、丸型ライトやユニオンジャックをモチーフとしたリアコンビランプなどが特徴のコンパクトモデルです。2021年のマイナーチェンジでは、全車LEDヘッドライトを採用し、フロントグリルを大型化。MINIの伝統的な六角形のグリルを際立たせるスタイリングとなりました。
ベーシックなモデルであるハッチバックのMINIには、3ドアと5ドアが用意され、ガソリンエンジン搭載モデルとディーゼルエンジン搭載モデルがあります。また、高性能スポーツグレードであるJCW(John Cooper Works)も3ドアモデルに用意されています。
日常の買い物や通勤などがメインであれば、ガソリンエンジンを搭載する3ドア/5ドアがおすすめです。一方、長距離ドライブをすることが多いのであれば、パワフルで燃費性能に優れるディーゼルエンジン搭載モデルが適しているでしょう。運転そのものを楽しみたい方は、高性能スポーツグレードのJCWを検討すると良いでしょう。
【スペック】
サイズ | 全長×全幅×全高=3,865~4,025mm×1,725mm×1,430~1,445mm |
エンジン | 直列3気筒1.5Lガソリンターボ/直列3気筒1.5Lディーゼルターボ/直列4気筒2.0Lガソリンターボ |
燃費 (WLTCモード) |
13.7~19.5km/L |
価格 (税込) |
310万円~ |
メルセデス・ベンツ Aクラス
メルセデス・ベンツAクラスは、コンパクトなハッチバックモデルです。
2018年に登場した現行4代目モデルは、ベーシックなガソリンエンジン搭載モデル(A180)だけでなく、ディーゼルエンジン搭載モデル(A200d)、高性能ハイパフォーマンスモデルの「AMG(A35 4MATIC、A45S 4MATIC+)」、プラグインハイブリッド(A250e)など、多彩なバリエーションを展開しています。
シャープでスポーティなスタイリングのAクラスは、コンパクトなボディサイズにもかかわらず、メルセデス・ベンツらしい高級感や上質感、ドイツ車らしい安定した走行を兼ね備えています。エレガントなコンパクトハッチバックをお探しであれば、メルセデス・ベンツAクラスはおすすめです。
【スペック】
サイズ | 全長×全幅×全高=4,420〜4,445mm×1,800〜1,850mm×1,410〜1,455mm |
エンジン | 直列4気筒1.4Lガソリンターボ/直列4気筒1.4Lガソリンターボ+モーターのPHEV/直列4気筒2.0Lディーゼルターボ/直列4気筒2.0Lターボ |
燃費 (WLTCモード) |
11.1〜19.2km/ |
価格 (税込) |
440万円~ |
コンパクトカーを選ぶポイント
コンパクトカーを選ぶときは、ボディサイズや搭載されているパワートレイン、スタイリングなどから絞り込んでいくと、満足できる車に出会うことができるでしょう。ここからは、コンパクトカーを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
選ぶポイントその1:サイズから選ぶ
車の選択においては、日常的に通る道路での運転のしやすさや、駐車場に入庫できるかどうかなど、車のサイズが重要な要素となります。特に、日常的に通る道路での行き違いがしやすいか、駐車場の幅や高さに合っているかなどは、後悔のない車選びをするために欠かせないポイントです。
もし、機械式駐車場を利用しているのであれば、車の長さ、幅、高さにも注意しましょう。
選ぶポイントその2:搭載されているパワートレインから選ぶ
車の使用目的に合わせて、搭載されているエンジンの種類を選ぶことも重要です。通勤や買い物など、近場での利用が主体の場合には、ガソリンエンジン車で十分です。一方で、長距離ドライブが多い場合には、燃費性能に優れるハイブリッド車やディーゼル車を選択すると経済的になります。
また、運転そのものを楽しみたい方は、高性能なエンジンを搭載したモデルを選ぶことが良いでしょう。
選ぶポイントその3:スタイリングや質感から選ぶ
スタイリングや質感は、好みが大きく分かれる部分です。そのため、車種を3車種前後まで絞り込んだら、実際にディーラーや販売店などに足を運び、実車を見たり、触れたりして、満足できるデザインや質感か確かめましょう。
実車を見ると、写真や動画だけではわからない魅力に気づくことができたり、イマイチな部分を見つけることができたりすることができます。車を購入するときは、実際に車を見て、納得できるスタイリングや質感か確認してから買うかどうかを決めることをおすすめします。
まとめ
カッコいいコンパクトカーを選ぶ際は、見た目や質感だけでなく、ディーラーや販売店で車を実際に見てから購入することが大切です。コンパクトカーにも、乗り心地が良いモデルや燃費性能に優れるモデル、高性能なグレードなど多くのバリエーションがありますので、自分に合ったものを選ぶために、しっかりと調べてから購入することが重要です。