おすすめの中古車はどの車種なのか?中古車の選び方や注意点も解説

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  • 投稿日:2021/09/22
  • 更新日:2023/02/17
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中古車を選ぶとき、どの車種がおすすめなのか悩むことがあるのではないでしょうか。

この記事では、おすすめの中古車がどの車種なのか紹介すると共に、中古車の選び方や中古車選びの注意点を解説します。

おすすめの中古車がどの車種なのか知りたい時や、中古車をどのようにして選べば良いのか知りたい時の参考にしてみてください。

タイプ別おすすめの中古車5選

車にはさまざまなタイプがあります。各タイプ別のおすすめ中古車はどの車種なのでしょうか。
一般的に人気車種は、中古車になっても高額で取引されるケースが多いです。

そのため、コストパフォーマンスが良い中古車を探す時には、2番目や3番目に人気となっている車種を選ぶとお得に購入できる場合が多いでしょう。

ここでは、コストパフォーマンスが良いおすすめモデルをピックアップしました。ぜひ、中古車選びの参考にしてみてください。

なお、新車販売価格は2021年9月3日時点における現行モデルの価格です。中古車相場は、2021年10月1日時点における全世代の価格帯です。

おすすめの中古軽自動車

2020年の軽自動車検査協会の統計によると、自動車保有台数のうち、3台に1台以上が軽自動車という結果が出ています。

多くのユーザーがいる軽自動車の中でも特に人気なのは、全高が1,700mm以上のスーパーハイトワゴンです。

頭上スペースにゆとりがあるスーパーハイトワゴンの軽自動車は、ファミリーカーとしても人気が高く、車中泊ができる車としても支持されています。

さまざまなシーンで活躍する軽自動車のおすすめ車種は、スズキ スペーシアです。

おすすめ軽自動車:スズキ スペーシア

スズキ スペーシアは、2013年に初代が登場し、2017年に2代目へフルモデルチェンジしました。

2代目登場当初のバリエーションは、”ワクワク”を表現した「スペーシア」と”圧倒的な迫力と存在感”を表現した「スペーシアカスタム」の2種類でしたが、2018年にアクティブなSUVテイストのデザインを採用した「スペーシアギア」を追加。

合計3種類のバリエーションを用意しています。

新車販売価格は、スペーシアが129万8,000円~164万7,800円、スペーシアカスタムが164万8,900円~195万9,100円、スペーシアギアが168万7,400円~188万4,300円です。

中古車相場は、9万5,000円~248万円となっています。

軽自動車の人気車種

全高1,700mmを超える軽スーパーハイトワゴンの人気車種には、ホンダ N-BOXやダイハツ タントがあります。

ホンダ N-BOXは、2011年から発売を開始し、2017年に2代目へフルモデルチェンジしました。バリエーションは、カフェで過ごすようなリラックス空間の「N-BOX」と上質かつ精悍な空間を表現した「N-BOXカスタム」の2種類。新車販売価格は、142万8,900円~215万2,700円です。中古車相場は、8万9,000円~233万円となっています。

ダイハツ タントは、2003年から発売を開始した軽スーパーハイトワゴンです。2021年9月時点で販売されている4代目タントのバリエーションは、安心して運転できる視界と使い勝手や居心地の良い空間の「タント」と上質で高級感のある大人の空間を表現した「タントカスタム」の2種類。新車販売価格は、124万3,000円~200万2,000円です。中古車相場は、60万円~228万円となっています。

おすすめの中古車ミニバン

ミニバンは、ファミリーカーとして人気が高く、多人数乗車や車中泊ができる利便性が高い車としても支持されています。
多種多様のミニバンが発売されていますが、今回おすすめするのは日産 セレナです。

おすすめミニバン:日産 セレナ

日産 セレナは、1991年から販売しているミニバンで、2021年9月時点で発売されているモデルは5代目になります。
セレナは、BIG・EASY・FUNをコンセプトに、室内の広さ、使い勝手、快適性などを追求しているのが特徴です。

2016年に発売を開始した5代目からは、先進技術を採用し、ミニバンとしての機能を進化させました。

また、2018年には電動パワートレインのe-POWERも追加されています。

新車販売価格は、257万6,200円~419万2,100円です。中古車相場は、81万円~424万3,000円となっています。

ミニバンの人気車種

3列シートを備えるミニバンの人気車種には、トヨタ アルファードやホンダ フリードなどがあります。
トヨタ アルファードは、2020年の乗用車販売台数ランキングで5位にランクインする人気車種です。

アルファードは、2002年に初代がデビューしました。2021年9月時点で販売されているのは3代目となります。
新車販売価格は、359万7,000円~775万2,000円です。中古車相場は、9万5,000円~1,999万円となっています。

ホンダ フリードは、2008年に登場したコンパクトミニバンです。2016年にフルモデルチェンジをして2代目になりました。

バリエーションは、3列シートのフリード、2列シートのフリード+(プラス)、フリードクロスター、フリードモデューロXの4種類を用意します。

新車販売価格は、199万7,600円~327万8,000円。中古車相場は、1万5,000円~468万円です。

おすすめの中古車SUV

SUVは、スポーツユーティリティビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、大きいサイズのタイヤを履き、高めの最低地上高を確保していることが特徴です。

SUVには、本格的なクロスカントリー(通称:クロカン)から、シティユースをメインにしたクロスオーバーまで幅広いタイプが存在します。

今回おすすめするSUVは、ラグジュアリークロスオーバーSUVという新しいジャンルを切り開いたトヨタ ハリアーです。

おすすめSUV:トヨタ ハリアー

トヨタ ハリアーは、1997年に初代が登場してから従来のカテゴライズにとらわれない”都市型SUV”としてのポジションを維持し続けているクロスオーバーSUVです。

2021年9月時点で販売されているハリアーは4代目となります。バリエーションは、ガソリン車とハイブリッド車の2種類。新車販売価格は、299万円~504万円です。中古車相場は、23万8,000円~639万8,000円となっています。

SUVの人気車種

SUVの人気車種には、ホンダ ヴェゼルやトヨタ ライズなどがあります。

ホンダ ヴェゼルは、2013年に初代が登場し、2021年に2代目になったコンパクトクロスオーバーSUVです。
コンパクトと言われるものの、全幅が1,700mmを超えるため3ナンバーでの登録になります。

2021年に登場した2代目のコンセプトは、信頼・美しさ・気軽な愉しさ。初代の曲線的なスタイリングから、伸びやかでシャープなスタイルになりました。

新車販売価格は、227万9,200円~329万8,900円です。中古車相場は、81万8,000円~357万3,000円となっています。

トヨタ ライズは、2019年1月にデビューした5ナンバーサイズの全長4,000mm以下に収まるコンパクトSUVで、狭い道や市街地でも運転がしやすいことが特徴です。

新車販売価格は、167万9,000円~228万2,200円。中古車相場は、139万7,000円~307万2,000円です。

おすすめの中古車コンパクトカー

コンパクトカーは、5ナンバーに収まるモデルがほとんどで、車両価格が抑えられている車種が多いです。

近年では、全高が高いトールワゴンのコンパクトカーも増え、バリエーションが豊富になってきています。

さまざまな種類があるコンパクトカーの中でおすすめの車種はトヨタ アクアです。

おすすめコンパクトカー:トヨタ アクア

トヨタ アクアは、2011年に初代が登場し、2021年にフルモデルチェンジをして2代目となったハイブリッド専用コンパクトカーです。

2代目では、進化したハイブリッドシステムを搭載し、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードを全車に標準装備しています。

新車販売価格は、198万円~259万8,000円です。中古車相場は、9万9,000円~293万円。フルモデルチェンジしたことも影響し、手が届きやすい車両も増えてきているといえるでしょう。

コンパクトカーの人気車種

コンパクトカーの人気車種には、日産 ノートやトヨタ ルーミーなどがあります。

日産 ノートは、2005年から発売している5ナンバーサイズのコンパクトカーです。2021年9月時点で販売しているノートは3代目となります。

3代目では、電動パワートレインのe-POWERが全グレードに搭載され、高い環境性能と電気モーターならではのレスポンスの良い走りを実現。

新車販売価格は、202万9,500円~276万3,200円です。中古車相場は、1万円~319万8,000円となっています。

トヨタ ルーミーは、2019年に登場したトールワゴンのコンパクトカーです。全高が1,700mm以上あるため、室内空間が広く、窮屈に感じることがありません。

また、1.0リッターの自然吸気もしくは1.0リッターターボエンジンを搭載しているため、自動車税が安く抑えられるのもメリットといえるでしょう。

新車販売価格は、155万6,500円~209万円です。中古車相場は、57万円8,000円~259万円となっています。

おすすめの中古車スポーツカー

運転操作そのものを楽しめるスポーツカーは、高い運動性能を備えていることが多いため高額になりやすいタイプです。

また、根強い人気がある車種は、年式が古くても高額取引されるケースも少なくありません。

ここでは、運転操作そのものを楽しめるMT(マニュアルトランスミッション)もラインナップするモデルを紹介します。

おすすめ:スズキ スイフトスポーツ

スズキ スイフトスポーツは、2005年にコンパクトカーであるスイフトのスポーツモデルとして登場しました。

2021年9月時点で販売されているスイフトスポーツは3代目で、直列4気筒1.4リッターターボエンジンを搭載し、6速ATと6速MTをラインナップしています。

新車販売価格は、187万4,400円~214万1,700円です。中古車相場は、16万8,000円~438万円となっています。

スポーツカーの人気車種

スポーツカーの人気車種には、マツダ ロードスターやスバル BRZなどがあります。

マツダ ロードスターは、1989年に登場した2ドア2シーターのライトウェイトオープンスポーツカーです。2021年9月時点で販売されているのは4代目ND型となります。

4代目ロードスターは、ソフトトップのロードスターの他に、リトラクタブルファストバックのロードスターRFもラインナップ。

いずれも6速MTと6速ATを用意しています。ロードスターの新車販売価格は、260万1,500円~333万4,100円です。中古車相場は、15万円~680万円となっています。

スバル BRZは、2012年に登場したスバル初のFR(フロントエンジン・リアドライブ)スポーツカーです。2021年に2代目へフルモデルチェンジしたことから、初代の中古車価格が変動する可能性が高いモデルといえるでしょう。

初代BRZの新車販売価格は、205万8,000円~287万1,750円です。中古車相場は、96万8,000円~408万1,000円となっています。

中古車の選び方

中古車は、どのように選べば良いのでしょうか。ここからは、中古車を選び方を、予算・ボディタイプ・乗車定員の観点から解説します。

予算を決める

中古車を購入するときは、予算を明確に決めましょう。

たとえば予算が100万円の場合、車両本体価格、登録手数料や納車整備費用など、納車までにかかる費用の全てを含めて100万円で納められるようにすることが大切です。

もし、車両本体価格が予算内に収まっていても、登録手数料や納車整備費用などの諸経費が別途かかってしまうと、予定していた予算額をオーバーしてしまう可能性があります。

ボディタイプを決める

車をどのように使うのかという用途からボディタイプを絞り込むと、最適な車を選べるでしょう。

たとえば、ファミリーカーを探していて、後席スライドドアを希望するのであれば、ミニバンやスライドドアを持つ軽自動車に絞り込むことができます。

日常の街乗りから休日のアウトドアまで対応した車を探しているのであれば、クロスオーバーSUVがおすすめです。

日常の通勤や買い物がメインであれば、運転がしやすいボディサイズのコンパクトカーや軽自動車が良いでしょう。

乗車定員から決める

乗車定員から車種を絞り込むのも中古車の選び方の一つです。

たとえば、平日は1人~2人乗車が多く、休日は2人~4人乗車する場合、コンパクトカーやコンパクトSUVなどが良いでしょう。

日頃から多くの人や荷物を乗せることが多く、休日もアウトドアや車中泊などアクティブに過ごすのであれば、トールワゴンやミニバンなど室内スペースが十分にある車がおすすめです。

予算内で中古車をお得に購入するコツ

予算内で中古車をお得に購入するためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。ここからは、中古車を買う時のコツを紹介します。

人気車種や人気ボディカラーを避ける

人気車種や人気ボディカラーを避けると良い車をお得に買えることが多いです。

人気の車種は、中古車になっても高値で取引されることがあるため、2番目や3番目に人気のモデルを選ぶとお得に購入できることがあるでしょう。

人気車種をお得に買うためには、人気ボディカラーを避け、人気装備を装着していない車を選ぶと、リーズナブルに購入できる場合があります。

一般的な人気ボディカラーは、ブラックやホワイトです。また、車種によっては、ブルーやレッドが人気ボディカラーになることもあります。

一方、グリーンやイエローなどのカラーは一般的に人気が低いため、リーズナブルな価格になることが多いです。中古車をお得に購入したいのであれば、人気ボディカラーを避けることをおすすめします。

必要な装備を明確にする

予算内でお得に中古車を購入したい時は、必要な装備を明確にすることがポイントです。

ナビ、ETC、バックカメラ、バックモニターは、日常の運転をサポートしてくれる装備で、今や必需品と言っても過言ではありません。
中古車を選ぶ時は、この4つの装備が装着されている車両を選ぶと良いでしょう。

近年では、先進の予防安全システムが装着されている車が多くなりました。最先端の予防安全システムの場合、より安心できるというメリットがあります。

しかし、一世代前の予防安全システムであっても、十分な安全性が備わっていることが多いです。

予防安全システムが装着されている車を選ぶ時には、システムの内容を把握し、自分に必要なシステムかどうか判断しましょう。

モデルチェンジした車を狙う

一般的に、車はモデルチェンジすると、旧型の中古車相場が下がる傾向にあります。中古車をお得に購入したいのであれば、モデルチェンジした車を狙うと、リーズナブルに買えることが多いです。

中古車を選ぶ際の注意点

中古車を選ぶときに注意すべきことは何なのでしょうか。ここからは、中古車選びの注意点を3つに分けて解説します。中古車を選ぶ際の参考にしてみてください。

年式や走行距離を確かめる

中古車を選ぶときは、年式と走行距離を確かめましょう。中古車として出回る車の多くは、初年度登録年から3年目、5年目、7年目が多いです。

これらの年数が多いのは、メーカー保証の期間が切れたり、車検の時期を迎えたりするタイミングと重なるという理由があります。

車検は、法定12ヶ月点検などの点検やメンテナンスよりも多額の費用がかかります。

車検に多額の費用を支払うのであれば、車検費用を頭金にして、新しい車へ乗り換えようと考えるユーザーもいるため、車検を迎えるタイミングの車が中古車として多く流通するのです。

これらの中古車は、車検整備費用込みで商談を進めたり、販売店独自の保証を付帯してもらったりすると、予算内でお得に買えることがあります。

走行距離は、1年1万kmが一般的な年間走行距離です。例えば、初年度登録年から5年経過した車の走行距離が10万kmだった場合、過走行と評価されてしまい、買取額が下がることがあります。

過走行の車は、適正なメンテナンスがされていれば、大きなトラブルなどがなく乗り続けられることがほとんどです。

一般的な年間走行距離よりも多く走っている過走行車を購入しようとするときは、点検整備記録簿などでメンテナンス歴を確認しておくことをおすすめします。

メンテナンスや修復歴など車両の状態を確認する

中古車を購入するときは、メンテナンス歴や修復歴の有無を確認しましょう。

車のメンテナンス歴を確かめるときは、点検整備記録簿(メンテナンスノート)の内容を確認してください。点検整備記録簿には、いつ、どこで、どのような点検整備をしたのか記載されています。

適切なメンテナンスがされていれば、車が良好な状態を維持し続けていたという証拠になるため、中古車として購入しても安心して乗り続けられるでしょう。

修復歴は、なしの車がおすすめです。修復歴がある車とは、車体骨格(フレーム)を修復した形跡がある車両のことを指します。

修復歴があると、走行に影響が出たり、本来のボディ剛性を確保できていなかったりするため、中古車を購入する時は、修復歴がない車を選びましょう。

タイヤや樹脂パーツの劣化をチェックする

タイヤや樹脂パーツの劣化をチェックすると、購入後の予想外の出費を抑えることができます。

タイヤのひび割れがひどい中古車は、長期間タイヤ交換をしていないといえるでしょう。タイヤのひび割れがひどい中古車を購入してしまうと、購入後にタイヤ交換をしなければなりません。

タイヤ交換は、数万円から数十万円の費用がかかります。そのため、中古車を選ぶ時はタイヤのチェックをしておきましょう。

樹脂パーツが劣化している中古車は、車を長期間にわたり動かしていないといえます。

長期間にわたり放置されている車は、ゴムや樹脂パーツの劣化が進んでいることが多く、納車整備の時に多数の部品を交換しなければなりません。

交換する部品の数が増えれば、納車整備の費用が高額になります。

中古車を購入する時は、タイヤや樹脂パーツの劣化が抑えられている車両を選ぶことをおすすめします。

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車を買い替えるにあたって「今乗っている車がいくらで売れるか?」というも気になるところですよね。
車の買取相場は日々変動して、高く売れるタイミングというのがあります。

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まとめ

今回は、おすすめの中古車、中古車の選び方、購入する時のコツや注意点を解説しました。

車は中古であっても、多額のお金が必要になります。また、書類の用意や登録などの手続きをしなければなりません。

多くのお金や手間をかけて購入する中古車で後悔しないためにも、今回紹介したおすすめの車種や選び方・コツを参考にしてみてください。

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