ハイブリッド車に向かない人は?購入時に気をつけたいこと

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  • 更新日:2024/11/15
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「ハイブリッド車を買いたいけど、失敗したくない……」
「ハイブリッド車を買わない方が良い人どんなタイプだろ?」

そんな悩みを抱えている方も、少なくないのではないでしょうか。確かに、ハイブリッド車は一般的なガソリン車と比べて車両価格が割高ですので、慎重に検討した上で購入したいですよね。

そこで、この記事では、ハイブリッド車が向かない人の特徴と購入時に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。

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ハイブリッド車が向かない人の特徴

ハイブリッド車は、エンジンとモーターを組み合わせて動力源を使い分けることで低燃費を実現したエコカーですが、残念ながらハイブリッド車の購入に向かない人もいます。

まず、ハイブリッド車に向いていない人の特徴について、紹介しましょう。

高速道路やバイパスなどの走行が多い

高速道路やバイパスの走行がメインになる人は、ハイブリッド車に向いていません。ハイブリッド車は、エンジンが不得意とする低速度域をモーターがカバーすることで、低燃費を実現しています。

ところが、高速道路やバイパスではエンジンだけで走行することになります。そのため、ガソリン車と比べて車両重量が重いハイブリッド車は、燃費的に不利となるのです。

年間の走行距離が少ない

年間の走行距離が少ない人も、ハイブリッド車には向いていません。走行する距離が少ない場合は燃料代もかからないため、ガソリン車とハイブリッド車の値段の差額を取り戻せないからです。

例えばトヨタのノアの場合、ハイブリッド車とガソリン車の車両本体価格の差は約35万円です。

ガソリン代をリッター150円と仮定してWLTC燃費で試算すると、年間10,000km走行すればこの差額を5年強で回収できますが、年間5,000kmでは10年以上もかかってしまいます。したがって、年間走行距離が少ない人には不向きです。

暖房を頻繁に利用する

暖房を頻繁に利用する人も、ハイブリッド車には不向きです。車の暖房はエンジンの熱を利用して車内を温めており、ハイブリッド車で使用すると、モーターで走れる領域でもエンジンを動かすことになります。このため、ハイブリッド車のメリットを活かせません。

特に寒冷地にお住まいの方には、ハイブリッド車は向かないでしょう。

部品交換費用が気になる人

部品の交換費用が気になってしまう人は、ハイブリッド車に向きません。低燃費でエコカー減税も適用されるハイブリッド車は、維持費用が安くなると思いがちです。しかし、ハイブリッドシステムには多数の電子部品が使われているため、ガソリン車と比べて故障のリスクが大きくなります。

例えば、モーターを動かすメインバッテリーが寿命を迎えるとハイブリッド車の本来の性能が発揮できなくなりますが、交換には高額の費用が必要です。

メーカーも重要な部品には保証を付けていますが、期間には限りがあります。車の維持費を抑えたい人には、ハイブリッド車は向かないでしょう。

ロードノイズや風切り音が気になる

ロードノイズや風切り音が気になる人も、ハイブリッド車には不向きです。モーターで走行している時のハイブリッド車は、エンジン音がなくとても静かなため、ロードノイズや風切り音が目立って聞こえ、人によっては気になってしまうでしょう。

ガソリン車でもそれらのノイズは発生していますが、エンジン音によってかき消されるため意外に気になりません。

走行するシチュエーションによって異なりますが、ハイブリッド車を検討する際はノイズの面についても理解しておきましょう。

購入時に気をつけたいこと

ここからは、中古車でハイブリッド車の購入時に気をつけるべきポイントを紹介します。ハイブリッド車の購入時には、メインバッテリーの状態や修理履歴の有無について、しっかりとチェックする必要があります。

バッテリーの状態

ハイブリッド車の購入時には、まずバッテリーの状態を確認しましょう。ハイブリッド車には、一般的なバッテリーとは別にモーター駆動用のメインバッテリーが搭載されており、劣化しているとモーターのアシストが減って燃費が悪化します。

年式が古い、あるいは長期間放置されたハイブリッド車はメインバッテリーの劣化が進んでいる可能性が高く、交換費用も数十万円と高価です。

ハイブリッド車を買う際は、必ずバッテリーの状態をチェックしましょう。

修理履歴の有無

ハイブリッド車を購入する際は、修理履歴の有無もチェックが必要です。ガソリン車と比較して、ハイブリッド車は故障するリスクが高い傾向にあります。

ハイブリッドシステムを構成する電子機器は衝撃に弱く、小さな事故でも影響を受けることがあるからです。修理履歴がある車両は骨格にまで及んでいるほどの衝撃を受けているため、購入後に何らかの故障が起きる可能性が高まります。

ハイブリッド車の購入時には、できる限り細かなところまで確認しましょう。

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まとめ

今回は、ハイブリッド車が向かない人の特徴と購入時に気をつけたいポイントについて、解説しました。ハイブリッド車は低燃費でエコですが、高速での走行が多かったり暖房を頻繁に使用したりする人には向きません。走行距離が少なく、部品交換の費用や風切り音などが気になってしまう人にも不向きです。

また、中古ハイブリッド車を購入する場合は、バッテリーの状態や修理履歴の有無を必ずチェックしましょう。

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