
「ハイブリッド車を買いたいけど、失敗したくない……」
「ハイブリッド車を買わない方が良い人どんなタイプだろ?」
そんな悩みを抱えている方も、少なくないのではないでしょうか。確かに、ハイブリッド車は一般的なガソリン車と比べて車両価格が割高ですので、慎重に検討した上で購入したいですよね。
そこで、この記事では、ハイブリッド車が向かない人の特徴と購入時に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。
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ハイブリッド車が向かない人の特徴

ハイブリッド車は、エンジンとモーターを組み合わせて動力源を使い分けることで低燃費を実現したエコカーですが、残念ながらハイブリッド車の購入に向かない人もいます。
まず、ハイブリッド車に向いていない人の特徴について、紹介しましょう。
高速道路やバイパスなどの走行が多い
高速道路やバイパスの走行がメインになる人は、ハイブリッド車に向いていません。ハイブリッド車は、エンジンが不得意とする低速度域をモーターがカバーすることで、低燃費を実現しています。
ところが、高速道路やバイパスではエンジンだけで走行することになります。そのため、ガソリン車と比べて車両重量が重いハイブリッド車は、燃費的に不利となるのです。
年間の走行距離が少ない
年間の走行距離が少ない人も、ハイブリッド車には向いていません。走行する距離が少ない場合は燃料代もかからないため、ガソリン車とハイブリッド車の値段の差額を取り戻せないからです。
例えばトヨタのノアの場合、ハイブリッド車とガソリン車の車両本体価格の差は約35万円です。
ガソリン代をリッター150円と仮定してWLTC燃費で試算すると、年間10,000km走行すればこの差額を5年強で回収できますが、年間5,000kmでは10年以上もかかってしまいます。したがって、年間走行距離が少ない人には不向きです。
暖房を頻繁に利用する
暖房を頻繁に利用する人も、ハイブリッド車には不向きです。車の暖房はエンジンの熱を利用して車内を温めており、ハイブリッド車で使用すると、モーターで走れる領域でもエンジンを動かすことになります。このため、ハイブリッド車のメリットを活かせません。
特に寒冷地にお住まいの方には、ハイブリッド車は向かないでしょう。
部品交換費用が気になる人
部品の交換費用が気になってしまう人は、ハイブリッド車に向きません。低燃費でエコカー減税も適用されるハイブリッド車は、維持費用が安くなると思いがちです。しかし、ハイブリッドシステムには多数の電子部品が使われているため、ガソリン車と比べて故障のリスクが大きくなります。
例えば、モーターを動かすメインバッテリーが寿命を迎えるとハイブリッド車の本来の性能が発揮できなくなりますが、交換には高額の費用が必要です。
メーカーも重要な部品には保証を付けていますが、期間には限りがあります。車の維持費を抑えたい人には、ハイブリッド車は向かないでしょう。
ロードノイズや風切り音が気になる
ロードノイズや風切り音が気になる人も、ハイブリッド車には不向きです。モーターで走行している時のハイブリッド車は、エンジン音がなくとても静かなため、ロードノイズや風切り音が目立って聞こえ、人によっては気になってしまうでしょう。
ガソリン車でもそれらのノイズは発生していますが、エンジン音によってかき消されるため意外に気になりません。
走行するシチュエーションによって異なりますが、ハイブリッド車を検討する際はノイズの面についても理解しておきましょう。
購入時に気をつけたいこと

ここからは、中古車でハイブリッド車の購入時に気をつけるべきポイントを紹介します。ハイブリッド車の購入時には、メインバッテリーの状態や修理履歴の有無について、しっかりとチェックする必要があります。
バッテリーの状態
ハイブリッド車の購入時には、まずバッテリーの状態を確認しましょう。ハイブリッド車には、一般的なバッテリーとは別にモーター駆動用のメインバッテリーが搭載されており、劣化しているとモーターのアシストが減って燃費が悪化します。
年式が古い、あるいは長期間放置されたハイブリッド車はメインバッテリーの劣化が進んでいる可能性が高く、交換費用も数十万円と高価です。
ハイブリッド車を買う際は、必ずバッテリーの状態をチェックしましょう。
修理履歴の有無
ハイブリッド車を購入する際は、修理履歴の有無もチェックが必要です。ガソリン車と比較して、ハイブリッド車は故障するリスクが高い傾向にあります。
ハイブリッドシステムを構成する電子機器は衝撃に弱く、小さな事故でも影響を受けることがあるからです。修理履歴がある車両は骨格にまで及んでいるほどの衝撃を受けているため、購入後に何らかの故障が起きる可能性が高まります。
ハイブリッド車の購入時には、できる限り細かなところまで確認しましょう。
おすすめのハイブリッド車5選
トヨタ プリウス

1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生したプリウスは、これまでに累計500万台以上が販売されたトヨタの代表的モデルです。現行モデルは5代目となり、従来の燃費性能に加えて、スタイリッシュなデザインと走行性能の向上が図られています。
2.0Lハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力は196PSと力強さも兼備。ハイブリッド車でありながらスポーティな加速と優れた静粛性を実現しています。トヨタ最新の「Toyota Safety Sense」や、コネクティッドナビ、デジタルインナーミラーなど先進装備も充実しています。
荷室容量は410L(E-Four車)と、日常使いにも十分な実用性を確保。燃費は27.2〜32.6km/L(WLTCモード)とトップクラスの低燃費を誇り、環境性能と経済性を重視するユーザーから高い支持を得ています。日常の移動はもちろん、ロングドライブにも適した次世代ハイブリッドカーです。
ホンダ ヴェゼル

ヴェゼルは2013年に初代が登場し、SUVらしい力強さとクーペのような流麗なデザインで人気を博しました。2021年にフルモデルチェンジした現行モデルは2代目で、洗練されたデザインと走りの進化により、より幅広い層から支持を集めています。
パワートレインには1.5Lのe:HEV(ハイブリッド)を搭載し、モーター主体の滑らかな加速と優れた燃費性能を両立しています。また、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」により、コンパクトSUVながら後席・荷室ともにゆとりある空間を実現しています。
先進安全装備「Honda SENSING」を全グレードに標準装備しており、高速道路での渋滞追従やブレーキ制御など安心の運転支援を提供します。荷室容量は393Lと日常使いにも十分な広さがあり、シートアレンジによって長尺物の積載にも柔軟に対応可能です。燃費は22.0〜25.0km/L(WLTCモード)と、経済性にも優れた万能型SUVです。
トヨタ アクア

アクアは2011年に登場したコンパクトハイブリッドカーで、プリウスに次ぐ新たな低燃費車として注目を集めました。現行モデルは2021年に発売された2代目で、トヨタの最新プラットフォーム「TNGA(GA-B)」を採用し、走行性能と快適性が大きく進化しています。
1.5Lエンジン+第4世代ハイブリッドシステムにより、スムーズな加速と高い静粛性を実現しています。中でも「E-Four(電気式4WD)」モデルは、雪道や雨の日も安定した走行が可能です。
燃費性能はシリーズ最高クラスの35.8km/L(WLTCモード)を誇り、日常使いの経済性に優れています。
先進安全装備「Toyota Safety Sense」や、全車速追従型クルーズコントロール、パーキングサポートブレーキなども充実しており、初めての車にも安心して選べます。
荷室容量は305Lで、後席を倒すことで長尺物にも対応可能。コンパクトながら使い勝手がよく、街乗りにも長距離にも対応できる万能な一台です。
スズキ ソリオ
ソリオは、都市部での取り回しやすさと、ファミリー向けの実用性を両立したコンパクトトールワゴンです。現行モデルは2020年に登場し、ボディサイズを拡大しながらも、最小回転半径4.8mという優れた小回り性能を維持しています。
パワートレインには、1.2Lデュアルジェットエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルと、EV走行も可能なフルハイブリッドモデル「HYBRID SZ」が用意されています。フルハイブリッド車では、駆動用モーターとリチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターのみでの走行も可能です。より静かで環境にやさしいドライブフィールを実現しています。燃費はマイルドハイブリッドが19.6km/L(2WD)、フルハイブリッドが22.3km/L(WLTCモード)と、経済性にも優れています。
安全面では、全車に先進の予防安全装備「スズキ セーフティ サポート」を標準装備しています。衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)などが充実。また、後方からの車両を検知して知らせる機能や、後退時ブレーキサポートなど、駐車時や夜間走行の安心感も高めています。
インテリアは広々としており、後席はスライドとリクライニングが可能で、乗る人それぞれが快適に過ごせます。荷室はリアシートをスライドすることで柔軟に容量調整ができ、大きな荷物にも対応可能です。全方位モニター対応ナビやシートヒーター、ワイヤレス充電など、日常の使い勝手を高める快適装備も揃っています。
街乗りから家族での遠出まで、幅広いシーンに対応できる実力派コンパクトです。
トヨタ ライズ
ライズは、2019年11月にデビューした5ナンバーサイズのコンパクトSUVです。「コンパクトなのにSUVらしさをしっかり備えた一台」として、日常使いとレジャー利用の両方に応えるアクティブなモデルです。
ボディサイズは全長3,995 mm×全幅1,695 mmで、クラスを超える存在感を演出しながらも、小回りを犠牲にしない設計になっています。また、荷室容量は369 L(デッキボード低位置時)と、コンパクトなボディながら収納力も高く、リアシートを倒すとさらに広がります。
走行性能面では、新開発の軽量高剛性ボディとサスペンションによって、安定した走りと快適な乗り心地を両立しています。パワートレインは、1.0 LターボエンジンにD-CVT(デュアルモード式CVT)を組み合わせた構成で、高速域での効率化と低速域の加速性能を両立する設計が特徴です。
さらに、ライズにはハイブリッド仕様も展開されています。1.2 LのWA-VEXエンジンによるe‑SMARTハイブリッドシステムを採用しており、モーター駆動によるスムーズな加速とクラストップレベルの低燃費性能を実現しています。
安全性能としては、「全車速追従型アダプティブクルーズコントロール」や「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援機能)」など、先進の運転支援技術が充実しています。日常の運転をしっかりサポートしてくれる装備が揃っています。
まとめ
今回は、ハイブリッド車が向かない人の特徴と購入時に気をつけたいポイントについて、解説しました。ハイブリッド車は低燃費でエコですが、高速での走行が多かったり暖房を頻繁に使用したりする人には向きません。走行距離が少なく、部品交換の費用や風切り音などが気になってしまう人にも不向きです。
また、中古ハイブリッド車を購入する場合は、バッテリーの状態や修理履歴の有無を必ずチェックしましょう。
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- 費用やプランなど、サービスの詳細を聞きたい
- どんなプランが良いのかアドバイスをもらいたい
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