ハイブリッド車のデメリットは?購入する際の注意点について

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  • 更新日:2025/08/15
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「ハイブリッド車の購入を検討しているけど、ガソリン車と比べるとなにかデメリットってあるのだろうか?」

そんな疑問をお持ちの方も、多いのではないでしょうか。ハイブリッド車は高い燃費性能のため、ガソリン代による出費が抑えられ、その上、環境にも優しく非常に魅力的ですよね。一方で、ネット上のコメントではネガティブな意見もしばしばあるようで、不安になる気持ちもあるでしょう。

そこで、この記事ではハイブリッド車のデメリットについて詳しく解説します。

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ハイブリッド車8つのデメリット

まず、ハイブリッド車における8つのデメリットについて解説しましょう。ハイブリッド車はガソリン車と比較して、バッテリーの寿命やシステムの故障、車体価格、騒音、冬場の燃費、車内スペース、そして自分での整備が難しいといった難点が挙げられます。

バッテリーの寿命

1つ目は、ハイブリッドシステムに搭載されているバッテリーには寿命があることです。

ハイブリッド車は、エンジンとモーターという2つの動力を組み合わせて走ります。エンジンの動力源はガソリンなどの燃料ですが、モーターは電気で動きますので、一般的な車載用バッテリーとは別に大容量の高圧バッテリーが必要となります。

このバッテリーには寿命があり、時間の経過とともに交換しなければならない可能性があります。モーターのみに負荷をかけるなど運転方法によっては走行距離10万キロで交換が必要となるケースもあります。

ただ、現在ではバッテリーの開発技術の向上により寿命は伸びており、最新型では交換が不要なケースがほとんどです。

ハイブリッドシステムの故障

2つ目は、ハイブリッドシステムの故障があることです。ハイブリッド車には、一般的な自動車にはない高圧バッテリーをはじめ、動力源となるモーター、モーターに電流を伝えるパワーコントロールユニットなど、特殊な機構が搭載されます。

さらに、エンジンの動力で発電するジェネレーター、エンジンの動力を振り分ける動力分割機構、減速時に発電する減速機などもあって部品点数が多く、それだけ故障するリスクが高くなります。

車体価格が高い

3つ目は、車体価格がガソリン車に比べ、高価格になることです。前述の通り、ハイブリッド車には一般的な自動車には装着されない特殊な機器が数多く搭載されています。

具体的には、駆動用のモーターや電流を供給するメインバッテリーなどがあり、1つ1つの部品が非常に高価です。そして、部品点数自体も多くなるためガソリン車と比べてハイブリッド車は車両価格が高く、費用がかさんでしまうのです。

低い駆動音

4つ目は、ハイブリッド車の駆動音が低いことです。「静かなんだから良いのでは?」と思うかもしれませんが、考えようによってはデメリット。

ハイブリッド車は、エンジンの燃費効率が悪くなる発進時や低速域はモーターを使って駆動します。このモーター音がエンジンによる走行と比較して非常に静かで、周囲の人が車の存在に気づきません。

そのため、ハイブリッド車の接近に気づかず歩行者が接触してしまうという危険性があります。

冬場の燃費が悪い

5つ目は、冬場の燃費が悪くなってしまうことです。寒い季節になると、一般的に車はエンジンで発生した熱を利用して車内を温めます。そのため、夏場のクーラーと違って暖房を入れてもほとんど燃費に影響しません。

一方、ハイブリッド車は、低速域ではモーターのみで走行しますが、ヒーターを入れると熱が必要になるため発進時からエンジンを動かします。これによって、エネルギー効率が著しく悪化してしまうのです。

補助バッテリーの価格が高い

6つ目は、ハイブリッド車に搭載されている補助バッテリーの価格が高いことです。ハイブリッド車には、駆動用のメインバッテリーと補助バッテリーの2つが積まれています。

補助バッテリーの役割はナビやパワーウィンドーなどの動力源ですが、構造が特殊なため、通常のガソリン車のものと比較して値段が2〜3倍ほど高価になります。

ハイブリッドシステムの分、車内スペースが少し狭くなる

7つ目は、車内スペースが少し狭くなってしまうことです。ほとんどのハイブリッド車は、通常のガソリン車と同等の装備に加えて、高圧バッテリーやジェネレーターといった特殊な機構を座席やトランクの下に設置しています。

したがって、ハイブリッドシステムの分だけ車内のスペースが狭くなってしまうのです。

自分での整備が難しい

8つ目は、自分での整備が難しいことです。ハイブリッドシステムにはメーカーごとに独自の技術が採用されており、点検整備では専用のコンピュータでチェックしなければなりません。

また、ハイブリッド車のメインバッテリーや関連機器には高い電圧がかかっています。この高圧箇所に誤って触れると、最悪の場合、感電死してしまう恐れがあるのです。

ハイブリッド車の点検や整備時には専門知識が必要となりますので、自分での整備は難しいでしょう。

  

中古ハイブリッド車を購入する際の注意点

次に、中古のハイブリッド車を購入する際の注意点について、解説しましょう。中古ハイブリッド車はメインバッテリーの状態をはじめ、ブレーキと足回り、タイヤの状態をよくチェックする必要があります。

バッテリーの寿命

1つ目の注意点は、メインバッテリーが寿命を迎えていないかということです。バッテリーはどんなものでも、放電と充電を繰り返しているうちに劣化していきます。ハイブリッド車のメインバッテリーも同様で、中古車では前のオーナーの使い方によって状態は異なります。

また、メインバッテリーは10万円前後と高価で、交換には2~4万円ほどの工賃も必要です。そのため、すぐにバッテリー交換しなければならなくなった場合は、安く中古車を入手してもかえって費用が高くついてしまうのです。

ハイブリッド車を中古車で購入する際には、バッテリーの寿命に注意が必要です。

ブレーキと足回り

2つ目は、中古ハイブリッド車はブレーキと足回りに注意しなければならないことです。ハイブリッド車は減速時に回転エネルギーを電気に変換していますので、普通の車よりブレーキパッドがあまり減らないという点がメリットです。そのため、中にはブレーキパッドが交換されていない中古車もあります。

また、ハイブリッドシステムによって比較的、重量の重いハイブリッド車は、地面からの衝撃を吸収するサスペンションなどの足回りに大きな負荷がかかります。そのため、中古のハイブリッド車を買う時はブレーキと足回りの状態をよく確認する必要があるのです。

タイヤの状態

3つ目の注意点は、中古ハイブリッド車はタイヤの状態にも注意しなければならないことです。タイヤは車体の重さを支え、走る・曲がる・止まるという車の基本的な性能と安全性を担っているとても重要なパーツです。

そして、ハイブリッド車は一般的な車と比較して車体が重たく、発進時はトルクの大きなモーターが使われるため、タイヤにはとても大きな負荷がかかっているのです。

タイヤも4本替えるとなるとかなりの出費が伴いますが、すり減ったままではとても危険です。中古ハイブリッド車を探す際は、必ずタイヤの状態もチェックしましょう。

それでもハイブリッド車が買われる理由

ここまでの記事で、ハイブリッド車にはさまざまなデメリットがあることをお伝えしましたが、ハイブリッド車は、ガソリン車と比較して燃費性能がよく、エコカー減税も適用され、さらにエンジンが長持ちすることから、多くの人が購入を選択しているのも事実です。そこでここでは、メリットにも目を向けてみましょう。

優れた燃費性能

ハイブリッド車が選ばれる最大の理由は、優れた燃費性能でしょう。例えば、ハイブリッド車とガソリン車の両方がラインナップされている「トヨタ・ノア」で、それぞれの「WLTCモード燃費」を比較してみましょう(2023年1月現在)。

・15.0km/L → ガソリン車(S-Z 2WD 7人乗り)
・23.0km/L → ハイブリッド車(HYBRID S-Z 2WD 7人乗り)

ご覧の通り、ハイブリッド車の方が1.5倍も燃費がいいということが分かります。燃費がいいハイブリッド車は、ガソリン代が安く済む上にガソリンスタンドに行く回数も減らせます。

エコカー減税

ハイブリッド車が選ばれる2つ目の理由は、エコカー減税が適用されるということです。エコカー減税とは燃費や排ガス性能に優れた車を対象に、性能に応じて新車購入時と初回車検時の自動車重量税を軽減する制度です。

前述のノアで見ると、ガソリン車では両方のタイミングで49,200円かかりますが、ハイブリッド車を選択すれば15,000円となり、約30,000円の減税を受けられます。また、2回目以降の継続検査時も経過年数が12年以内まではガソリン車が32,800円のところ、ハイブリッド車は20,000円で済むのです。

エンジンが長持ちする

3つ目の理由は、ハイブリッド車のエンジンは長持ちするということです。モーターとガソリンエンジンを組み合わせることで、ハイブリッド車は高い燃費性能を実現しています。

モーターで走っている間はエンジンが止まっており、ガソリン車と同じ距離を走行していてもハイブリッド車の方がエンジンへの負担は軽めなので、長持ちさせられるのです。実際に同じ距離を走ったガソリン車とエンジンオイルの状態を比べてみても、ハイブリッド車は汚れの進み具合が非常にゆるやかであることが分かります。

定期的にメンテナンスしていけば、ハイブリッド車は長く乗れるでしょう。

  

おすすめのハイブリッド車5選

トヨタ プリウス

1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生したプリウスは、これまでに累計500万台以上が販売されたトヨタの代表的モデルです。現行モデルは5代目となり、従来の燃費性能に加えて、スタイリッシュなデザインと走行性能の向上が図られています。

2.0Lハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力は196PSと力強さも兼備。ハイブリッド車でありながらスポーティな加速と優れた静粛性を実現しています。トヨタ最新の「Toyota Safety Sense」や、コネクティッドナビ、デジタルインナーミラーなど先進装備も充実しています。

荷室容量は410L(E-Four車)と、日常使いにも十分な実用性を確保。燃費は27.2〜32.6km/L(WLTCモード)とトップクラスの低燃費を誇り、環境性能と経済性を重視するユーザーから高い支持を得ています。日常の移動はもちろん、ロングドライブにも適した次世代ハイブリッドカーです。

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ホンダ ヴェゼル

ヴェゼルは2013年に初代が登場し、SUVらしい力強さとクーペのような流麗なデザインで人気を博しました。2021年にフルモデルチェンジした現行モデルは2代目で、洗練されたデザインと走りの進化により、より幅広い層から支持を集めています。

パワートレインには1.5Lのe:HEV(ハイブリッド)を搭載し、モーター主体の滑らかな加速と優れた燃費性能を両立しています。また、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」により、コンパクトSUVながら後席・荷室ともにゆとりある空間を実現しています。

先進安全装備「Honda SENSING」を全グレードに標準装備しており、高速道路での渋滞追従やブレーキ制御など安心の運転支援を提供します。荷室容量は393Lと日常使いにも十分な広さがあり、シートアレンジによって長尺物の積載にも柔軟に対応可能です。燃費は22.0〜25.0km/L(WLTCモード)と、経済性にも優れた万能型SUVです。

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トヨタ アクア

アクアは2011年に登場したコンパクトハイブリッドカーで、プリウスに次ぐ新たな低燃費車として注目を集めました。現行モデルは2021年に発売された2代目で、トヨタの最新プラットフォーム「TNGA(GA-B)」を採用し、走行性能と快適性が大きく進化しています。

1.5Lエンジン+第4世代ハイブリッドシステムにより、スムーズな加速と高い静粛性を実現しています。中でも「E-Four(電気式4WD)」モデルは、雪道や雨の日も安定した走行が可能です。

燃費性能はシリーズ最高クラスの35.8km/L(WLTCモード)を誇り、日常使いの経済性に優れています。

先進安全装備「Toyota Safety Sense」や、全車速追従型クルーズコントロール、パーキングサポートブレーキなども充実しており、初めての車にも安心して選べます。

荷室容量は305Lで、後席を倒すことで長尺物にも対応可能。コンパクトながら使い勝手がよく、街乗りにも長距離にも対応できる万能な一台です。

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スズキ ソリオ


ソリオは、都市部での取り回しやすさと、ファミリー向けの実用性を両立したコンパクトトールワゴンです。現行モデルは2020年に登場し、ボディサイズを拡大しながらも、最小回転半径4.8mという優れた小回り性能を維持しています。

パワートレインには、1.2Lデュアルジェットエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルと、EV走行も可能なフルハイブリッドモデル「HYBRID SZ」が用意されています。フルハイブリッド車では、駆動用モーターとリチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターのみでの走行も可能です。より静かで環境にやさしいドライブフィールを実現しています。燃費はマイルドハイブリッドが19.6km/L(2WD)、フルハイブリッドが22.3km/L(WLTCモード)と、経済性にも優れています。

安全面では、全車に先進の予防安全装備「スズキ セーフティ サポート」を標準装備しています。衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)などが充実。また、後方からの車両を検知して知らせる機能や、後退時ブレーキサポートなど、駐車時や夜間走行の安心感も高めています。

インテリアは広々としており、後席はスライドとリクライニングが可能で、乗る人それぞれが快適に過ごせます。荷室はリアシートをスライドすることで柔軟に容量調整ができ、大きな荷物にも対応可能です。全方位モニター対応ナビやシートヒーター、ワイヤレス充電など、日常の使い勝手を高める快適装備も揃っています。

街乗りから家族での遠出まで、幅広いシーンに対応できる実力派コンパクトです。

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トヨタ ライズ


ライズは、2019年11月にデビューした5ナンバーサイズのコンパクトSUVです。「コンパクトなのにSUVらしさをしっかり備えた一台」として、日常使いとレジャー利用の両方に応えるアクティブなモデルです。

ボディサイズは全長3,995 mm×全幅1,695 mmで、クラスを超える存在感を演出しながらも、小回りを犠牲にしない設計になっています。また、荷室容量は369 L(デッキボード低位置時)と、コンパクトなボディながら収納力も高く、リアシートを倒すとさらに広がります。

走行性能面では、新開発の軽量高剛性ボディとサスペンションによって、安定した走りと快適な乗り心地を両立しています。パワートレインは、1.0 LターボエンジンにD-CVT(デュアルモード式CVT)を組み合わせた構成で、高速域での効率化と低速域の加速性能を両立する設計が特徴です。

さらに、ライズにはハイブリッド仕様も展開されています。1.2 LのWA-VEXエンジンによるe‑SMARTハイブリッドシステムを採用しており、モーター駆動によるスムーズな加速とクラストップレベルの低燃費性能を実現しています。

安全性能としては、「全車速追従型アダプティブクルーズコントロール」や「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援機能)」など、先進の運転支援技術が充実しています。日常の運転をしっかりサポートしてくれる装備が揃っています。

トヨタ ライズ

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まとめ

今回は、ハイブリッド車のデメリットに加え、購入するメリットについても解説しました。ハイブリッド車には、通常のガソリン車と比較して複数のデメリットがあります。特に、中古ハイブリッド車を検討する際には、メインバッテリーや足回り、タイヤなどの状態に注意しなければなりません。

しかしそれでも、高燃費に加えてエコカー減税も適用されますので、ランニングコストが低いハイブリッド車は非常に魅力的です。この記事を参考に、あなたにとって最適な1台を選んでみてください。

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著者情報

cars LIFE 編集部

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